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立った姿勢の時って手の位置って前に組むのが良い?後ろに組むのが良い?
理学療法士・作業療法士の皆様は朝礼や正式な場で,立った姿勢で手はどの位置に置いておくのが正しいと思いますか?
おそらく手を前方へ置くパターンか,後方で組むパターンが主流だと思います.
側方に手を置いて「気をつけ」の姿勢を取るなんてことは少ないでしょう.
今回は理学療法士・作業療法士が立った姿勢の時に,手を前に組むのが良いのか,それとも後ろに組むのが良いのかについて考えてみたいと思います.
手の位置には意味がある
理学療法士・作業療法士ってビジネスマナーを教育されていないことが多いですが,一般企業では新人教育の中でビジネスマナーの一環として立った姿勢での手の位置に関しても教育が行われることがほとんどです.
習っていないと言われればそれまでですが,学会等の正式な場に出た時にこのあたりのビジネスマナーの知識がないとある程度の年齢になったら恥ずかしいですよね.
後ろに手を組む
私自身もそうでしたが,目上の人と話をするときに,ついついやってしまいがちなのが「手を後ろに組む」という姿勢です.
両手を無意識に後ろに回して組むと胸腰椎も伸展されますし,なんとなく良い姿勢に見えます.
ただこれってビジネスマナー的には失礼な姿勢なわけです.
後ろに手を組んでしまうと,相手に対しては横柄な態度に見えたり,相手を萎縮させてしまうこととなります.
そのため基本的には両手を後ろに組むような姿勢というのはNGなわけです.
ただこれって癖みたいになっている場合も多くて,本人には悪気はないのですがなかなか直らないんですよね.
若いうちから意識して直した方が良いマナーの1つだと思います.
前で組むか横につけるのが正しい
ビジネスマナーとしては両手を前で組むか「気をつけ」のように横につけるのが正しい方法です.
手を前で組むことで相手に安心感を与えることができますので,コミュニケーションもスムースに行いやすくなるでしょう.
ただ理学療法士・作業療法士に多い胸の前で手を組んだラーメン屋のスタイルはNGです.
理学療法士・作業療法士ってラーメン屋みたいに両手を胸の前で組んで話をしたり聞いたりする人って多いんですよね.
マウントとりたがる理学療法士・作業療法士に限って特にそういった傾向にあります.
前方で手を組むというよりも手を重ねる感じですかね.
こうすると相手に失礼がありません.
一般的には右手を左手で掴むようにして重ねます.
利き手である右手を覆うことで相手に対して拳を上げることがありません,安心してくださいといった意思を示すとされております.
左手を上にした手の組み方もありますが,これは相手へ忠義を尽くす意思表示になるようです.
今回は理学療法士・作業療法士が立った姿勢の時に,手を前に組むのが良いのか,それとも後ろに組むのが良いのかについて考えてみました.
当たり前のビジネスマナーですが知らない理学療法士・作業療法士も多いのではないでしょうか?
後ろに手を組んでしまうと,横柄な印象に見えてしまいますので損ですよね.
特に理学療法・作業療法を提供するクライアントやクライアントの家族様と話をする際には,手は体の横か前で組むようにするとよいでしょうね.
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