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実は違法な「リハビリテーション部門の職場ルール」5選
理学療法士・作業療法士の職場でも違法にもかかわらず,それが職場のルールとして当たり前になっていることって少なくありません.
特にリハビリテーション部門というのは昔から閉鎖的なところがあって,わけのわからないルールが残っているところもまだまだ多いのが現状です.
今回は実は違法な「リハビリテーション部門の職場ルール」について考えてみたいと思います.
当日欠勤は代わりの人を見つけないと認めない
理学療法士・作業療法士が当日欠勤してしまうと,職場に迷惑がかかります.
特に土日祝日なんかは元々の出勤者数が少ないため,1人休むと職場が回らないなんてこともあるでしょう.
もし勤務先に損害が発生してしまった場合には,損害賠償義務を負担しなければならないこともあります.
しかし理学療法士・作業療法士は他の理学療法士・作業療法士を手配する義務までは負担しておりませんので,もし職場が業務命令として他の理学療法士・作業療法士を探すよう指示を出した場合,業務命令権の濫用として扱われるため,その業務命令は無効になります.
もし当日の朝,理学療法士・作業療法士が職場に欠勤の電話をした際,「代わりの人を見つけられないのであれば出勤してください」などと言われた場合には,これは違法になります.
業務時間外の上司や職場からの電話やメール
理学療法士・作業療法士が休日などの業務時間外に,職場から電話やメールがあって対応しなければならないケースは意外あります.
でも実はこれ労働基準法違反になるって知っていました?
原則,業務時間外には対応する義務はありません.
仮に業務のことで電話がかかってきた場合には,「今日は休日ですが…」ときちんと述べましょう.
申し送りが不足していたとか,自分に不備があったとしても休日に仕事を強制される義務はありません.
有休休暇の取得理由によって却下される
理学療法士・作業療法士が有休休暇を申請する際に,理由を細かく聞かれることはありませんか?
基本的に有給休暇の取得理由に関しては報告の義務はありません.
理学療法士・作業療法士から有休取得の申請があった場合,病院や施設側は認めなくてはならず,理由によって却下するなどの行為は違法になります.
ただし病院や施設側には時季変更権がありますので,有休使用日の変更指示は可能です.
そのため別の日に変更できるかどうかを確かめるために,病院や施設側から取得理由を聞かれることはあります.
よって取得理由を聞かれること自体は違法ではありません.
職場恋愛の禁止
理学療法士・作業療法士の職場では職場恋愛はNGなのでしょうか?
そもそも理学療法士・作業療法士の恋愛については私的な問題ですので,病院や施設としては口出しできません.
現に理学療法士・作業療法士間での結婚ってめちゃくちゃ多いですよね.
しかしながら職場恋愛が就業規則に違反する事柄に悪影響を及ぼす場合には,制裁処分の対象になることもあります.
仕事中に度を越した行為をしたり,激しくケンカをしたりして,具体的に何か業務に支障が及んだ場合には,当然指導・注意されても違法にはなりません.
遅刻・欠勤のペナルティとしての減給
理学療法士・作業療法士が遅刻や欠勤した場合には,働かなかった分だけ減給されるのは当然です.
それ以外にもペナルティとしてさらに減給されるというのは違法になります.
もし就業規則で「遅刻・欠勤で減給」という懲戒処分が定められているのであれば別ですが,それ以外の場合に「遅刻したら罰金」などの勝手なルールは違法です.
今回は実は違法な「リハビリテーション部門の職場ルール」について考えてみました.
今回はかなり大げさな例を挙げておりますので,うちの職場のルールは違法だったのかなんてものがあったのであれば考えものでしょうね…