目次
日本理学療法士協会の会長が変わります
もうすでにご存じの方も多いと思いますが,日本理学療法士協会の会長が半田会長から斎藤会長に代わります.
半田会長は実に14年間,日本理学療法士協会の会長を務められましたので,半田会長の前の日本理学療法士協会長をご存じない方も多いのではないでしょうか?
今回は日本理学療法士協会の新しい会長について考えてみたいと思います.
過去の日本理学療法士協会の会長
過去の日本理学療法士協会の会長って誰が務められたかご存じですか?
初代:遠藤文雄 氏
2代目:松村秩 氏
3代目:野村卓 氏
4代目:矢郷弥太郎 氏
5代目:松村秩 氏
6代目:奈良勲 氏
7代目:中屋久長 氏
8代目:半田一登 氏
こんな感じです.
今回新たに会長に就任された斎藤秀之氏は第9代目の会長ということになります.
現在,現役の理学療法士の方でも奈良勲氏以前の会長についてはご存じない方も多いのが実際ではないでしょうか?
ただ会員数も増え,社会における理学療法士の地位も大きく変わりました.
協会の活動も学術はもちろんですが職能団体としての活動が重要視される中で,理学療法士の専門職としての立場を守るための活動が求められるようになりました.
一つ言えるのは以前に比較しても現在の日本理学療法士協会の会長のポジションというのは非常に重要かつ重みのある位置づけになったというのは間違いないと思います.
新会長 斉藤秀之先生って?
斎藤秀之先生が新たな日本理学療法士協会長に就任されたということですが,あまり驚かなかった方も多いのではないでしょうか?
なんとなく予想通りだったという方が多いのも実際だと思います.
斎藤秀之先生といえば,新生涯学習制度を作り上げた先生でもありますし,これまでも日本理学療法士協会に尽力してこられた先生のお一人です.
これまでも副会長を務められておりましたし,知らない方の方が少ないかもしれません.
多くの書籍の編集にも携わられておりますし,シルバーリハビリ体操を推進されているのも斎藤秀之先生ですよね.
立候補も1名しかありませんでしたが,これも内々で数年前から決まっていたことなのでしょう.
気になる協会長の報酬額は?
ここで気になるのは日本理学療法士協会長の報酬額です.
日本理学療法士協会長の報酬額は月額で125万円,年収にすると1500万円と破格です.
これは理学療法士の平均年収400万円の約3.5倍ということですから驚きですね…
まぁそれだけ重みのある大変な仕事ですので私自身はこの年収が決して高いとは思いませんが…
また報酬額をよくよく見ると常勤と非常勤の枠があります.
非常勤というのは正規の所属に加えて,日本理学療法士協会でも働かれているパターンですね.
大学の先生なんかに多いパターンですね.
今回は日本理学療法士協会の新会長誕生についてご紹介いたしました.
斎藤秀之先生には半田一登先生の意思を引き継いで是非とも理学療法士の地位向上のために頑張っていただきたいですね.