2021年2月以降発刊の理学療法関連書籍6選

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目次

2021年2月以降発刊の理学療法関連書籍6選

最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.

私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.

今回は2021年2月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.

 

 

 

 

 

 

 

軟部組織損傷・障害の病態とリハビリテーション 組織特性に基づくアプローチ法の構築

 

この書籍は運動器リハビリテーションにおいて重要である筋や腱,靱帯などの軟部組織について,体系的に解説された1冊です.

各組織の解剖や損傷機序,治癒過程に対して好影響と悪影響を与える因子が具体的に何であるかについて,多数の文献に基づいて丁寧に解説されております.

セラピストの判断に委ねられることの多い治療方針については,最新のエビデンスに基づいた評価法やプロトコル,判断基準を解説し,また組織の機能回復を促すために必要な運動負荷を病期や組織特性に応じて判断する具体的な臨床アプローチについてケーススタディで学べる内容となっております.

膝蓋腱障害,アキレス腱症,足底腱膜症など多くの軟部組織損傷・障害の病態とリハビリテーションについて解説がなされております.

この書籍の特徴はケーススタディが充実しているといった点ですね.

これまでも腱損傷や靱帯損傷についてまとまった一冊というのは存在しませんので,すごく貴重な一冊になりそうです.

しかもこの書籍,とにかくボリュームがすごいです.

このボリュームでこの価格はありがたいですね.

 

 

 

 

 

 

 

必ずアクセプトされる医学英語論文(改訂版) 完全攻略50の鉄則

 

ついに必ずアクセプトされる医学英語論文の改訂版が出版されます.

初版もいまだにかなり売れている書籍ですね.

この書籍の特徴は英語論文あくせぷとのための50の鉄則が例示を元に分かりやすく書かれている点です.

今後,英語論文の投稿を考えられている理学療法士・作業療法士の方にはお勧めの1冊です.

 

 

 

 

 

 

 

事例で学ぶ 医療者のためのWeb会議システム活用メソッド

 

最近はオンラインのセミナーが当たり前になりましたね.

オンラインのセミナーというのは対面でのセミナーとは違った伝え方の工夫が必要です.

Withコロナ時代のスタンダードとなったWebセミナーや学生実習,オンライン教育,学会向け動画編集スキルなど,医療従事者が使うシチュエーションに特化した解説ですぐに使える一冊となっております.

今後オンラインでのセミナーの講師を務められる理学療法士・作業療法士の方にはぜひとも読んでいただきたい1冊です.

 

 

 

 

 

 

 

運動器スポーツ外傷・障害の保存療法 上肢

 

運動器スポーツ外傷・障害の保存療法 上肢編が発刊されます.

これまでにも下肢編,体幹編と発刊されており,下肢編・体幹編もかなり売れましたね.

この書籍では整形外科医をはじめとしたスポーツ関連医療スタッフを対象に,スポーツ外傷・障害の保存療法についての最新の知識を提供し,その具体的方法と進歩をビジュアルな紙面で解説されております.

上肢編では,肩,肘,手関節・手指で頻発する疾患ごとに運動療法の適切な選択や指導方法について細かく解説されております.

また,物理療法の気づきにくいポイント,最近のトピックスであるPRPや体外衝撃波治療のポイントから最近の実績までを網羅されております.

 

 

 

 

 

 

 

神経疾患患者の転倒予防マニュアル

神経疾患を合併したクライアントの転倒予防ってすごく難しいですよね.

神経疾患を合併した高齢者の場合には転倒リスクも一般高齢者より格段に大きくなりますので,神経疾患を合併したクライアントの転倒予防においてはより専門的なアプローチが必要となります.

この書籍は神経疾患患者の転倒・転落をどのように予防すべきか多角的に理解できる書籍となっております.

この書籍では各神経疾患における転倒の特徴とその予防のポイントをはじめ,転倒予防グッズの紹介・環境整備の方法などが具体的かつ視覚的に解説されております.

医療現場はもちろん,家庭や職場など患者家族なども巻き込みながら,少しでも転倒・転落が防止できるようマニュアルとしてこの書籍を活用するのが良いでしょうね.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021(改訂第3版)

 

第2版の発行が2011年ですから実に10年ぶりの改訂となります.

高齢者に頻度の高い大腿骨近位部(頚部および転子部)骨折の基本的知識を網羅し,最新の臨床上の疑問に答えるガイドライン.Mindsの指針に沿って全面改訂されております.

病態から診断・治療,二次骨折の予防など整形外科医のみならず高齢者診療に携わる一般臨床医や理学療法士・作業療法士にも役立つ知識が体系的に解説されております.

理学療法士・作業療法士であれば新しいガイドラインに目を通しておきたいですね.

 

今回は2021年2月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.

今月も良い書籍がたくさん出ておりますので皆様も購入を検討してみてください.

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