理学療法士・作業療法士が学会一般演題の座長を務めても交通費も謝金も出ない

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理学療法士・作業療法士が学会一般演題の座長を務めても交通費も謝金も出ない

理学療法士・作業療法士関連の学会で一般学会の座長依頼がくることってあると思います.

私も過去に何度か経験させていただきました.

ただ理学療法士・作業療法士関連の学会って一般演題の座長を務めても謝金は出ないばかりか,交通費も出ませんし,むしろ学会費を収める必要があり,完全な赤字です.

正直なところもともと参加予定で無かった学会の座長を依頼された場合というのはかなり悩みます.

今回は理学療法士・作業療法士が学会一般演題の座長を務めても交通費も謝金も出ない件について考えてみたいと思います.

people inside stadium

 

 

 

 

 

 

 

 

座長はけっこう大変

一般演題の座長を務める場合には,事前にセッションの演題に目を通して,質問やアドバイスを考えます.

文字数の少ない抄録から演題の概要を把握して,質問やアドバイスを考えるのもけっこう時間がかかります.

当日も座長を務める時間は拘束されますので,他に聴講したいセッションや講演があっても,聴講できないということになります.

座長もそんなに楽ではないということです.

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ謝金が出ないのか?

なぜ謝金が出ないのかといった話ですが,そもそも身内の学会員に座長を依頼するわけですので,学会からずれば身内に支払いをする必要はないと考えるのが一般的のようです.

場合によってはシンポジウムや学会講演でさえも,身内の会員による発表には謝礼が支払われないということすらあります.

 

 

 

 

 

 

 

 

一般演題の座長で謝礼出ることもある?

理学療法士・作業療法士関連の学会ではに座長はボランティアといった流れが慣習的となっておりますが,理学療法士・作業療法士以外の関連の学会では謝礼が出ることもあります.

私自身も医師の団体が主催する学会の中で座長を務めたことがありますガ,その際にはQuoカードやスタバのプリペイドカードを頂いたことがあります.

金額にすれば数千円ですがこれは嬉しいですよね.

もちろん交通費は出ませんでしたし,学会費も支払いましたから赤字は赤字です.

学会費の場合には,会員が学会に参加して会費を支払わないということに問題がありますので,学会費は支払わざるを得ません.

交通費も勤務先から学会上までの距離によってさまざまだと思いますので,一律の支払いは難しいのが実際だと思います.

だとすれば学会費分くらいの謝礼の支払い(カードでもなんでも)が当たり前になればよいのではないかと思ったりするわけです.

また医師の場合には製薬会社が協賛するようなセミナーでは座長を務めた医師にけっこうな謝礼金が支払われることもあるようです.

結局のところ理学療法士・作業療法士関連の学会ってスポンサーの規模が小さいのでお金を出したくても出しどころがないというのが正直なところかもしれません.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤字でも務める意義はある

私自身はたとえ赤字であっても依頼された座長を断ったことはありません.

断ってしまうことで信用をなくしてしまいますし,座長を務めることが自分自身の成長にもつながるというのは間違いありません.座長を務めることで普段無関心で勉強することのないような領域の理学療法について学習するチャンスともなりますし,演者とのやり取りの中で新たな繋がりができるということも少なくありませんので,依頼があれば断る方が損だと思います.

 

今回は理学療法士・作業療法士が学会一般演題の座長を務めても交通費も謝金も出ない件について考えてみました.

謝礼金は基本的に出ませんし,出たとしても雀の涙ほどの謝金です.

赤字覚悟にはなりますが自身の成長のチャンスと考えて座長を経験してみるのも悪くないと思います.

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