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2021年度認定理学療法士指定研修・必須研修はすべてオンライン研修に
皆様もご承知の通り,新型コロナ感染拡大の影響で2020 年度は認定理学療法士の新規申請の受付が延期となりました.
新生涯学習システムへ移行すると認定理学療法士資格を取得するハードルがかなり高くなりますので,現行のシステムで認定理学療法士資格を取得する最後のチャンスです.
しかしながらまだまだコロナの感染収束には至っておらず全国的な対面研修会の開催は困難な状況です.
そんな中で2021年度に開催される認定理学療法士指定研修・必須研修の詳細が明らかとなりました.
協会指定研修
【2021年度の開催方針について】 ※2021年2月8日現在
2021年度の協会指定研修は以下の2つの方式にて開催されるようです.
(1)オンラインセミナー(生中継)
開催日時:2021年4月18日(日)9:30~16:30
(2)e-ラーニング<2021年度版>
◆申込期間:2021年5月6日(木)~2021年9月30日(木)
◆視聴期間:~2021年10月31日(日)
これはオンラインセミナーとe-ラーニングの2パターンがあるようですが,これだとほとんどの方が繰り返して学習ができるe-ラーニングで受講されるのではないでしょうか?
オンラインセミナー受講のメリットしてはe-ラーニングよりも早いタイミングで受講できるといった点でしょうか.
そんなに早く受けても学習したことを忘れるという方はe-ラーニングで受講する方が賢明でしょうね.
オンラインセミナーの場合には遅刻・中抜け・早退は認められないようで,視聴ログの確認が行われるようですし,事後でキーワードの提出も義務付けられるようです.
なおe-ラーニングの場合には自己診断テストが行われ,一定の問題数を正答するとポイントが取得できる仕組みのようです.
なんとなく自己診断テストに近い問題が実際の試験でも出そうな感じはしますよね.
そもそも認定理学療法士の指定・必須研修の場合には試験があるので新人教育プログラムのような単位取得目的の研修とは異なり,遅刻・中抜け・早退する理学療法士は少ないと思いますけどね…
認定必須研修
【2021年度の開催方針について】 ※2021年2月8日現在
認定必須研修会についてもオンラインセミナー形式とe-ラーニング形式の2パターンで開催されるようです.
(1)オンラインセミナー(生中継)
全領域,オンラインセミナー(生中継)を開催いたします.
<概要>
開催時期:2021年4月~9月
開催回数:各領域各1回
(2)e-ラーニング
全領域でe-ラーニングの運用を行います.
◆申込期間:2021年5月6日(木)~2021年9月30日(木)
◆視聴期間:~2021年10月31日(日)
ちなみにこれまでe-ラーニングが無かった,ひとを対象とした基礎領域,動物・培養細胞を対象とした基礎領域,神経筋障害,脊髄障害,発達障害,切断,スポーツ理学療法,徒⼿理学療法,循環,呼吸,地域理学療法,健康増進・参加,介護予防,補装具,物理療法,褥瘡・創傷ケア,臨床教育,管理・運営についても新規コンテンツの作成が行われるようです.
また脳卒中,運動器,代謝については2020年度もe-ラーニングを運用しておりますが,既存コンテンツから動画内容の刷新(更新)が行われるようです.
学校教育,疼痛管理については既存コンテンツで運用が行われるようです.
コンテンツが更新されるとなると出題される試験内容も変化する可能性が高いのでこのあたりは非常に気になりますね.
スケジュールは以下のようになっております.
申し込み開始日が領域ごとに異なりますので申し込みを忘れないようにしないといけませんね.
協会指定研修・認定必須研修の受講費は?
気になる受講費ですが,協会指定研修・認定必須研修いずれもオンラインで受講する場合には,6,000円,e-ラーニングを選択した場合には7,000円となっております.
協会指定研修・認定必須研修いずれもe-ラーニングを選択した場合には,トータルの受講費は14,000円ということになりますが,自宅で受講できますので旅費を考えれば従来と比較してかなり安く認定理学療法士資格を取得できることになります.
これは今年度の受講はお得ですね.
今回は2021年度に開催される認定理学療法士指定研修・必須研修の詳細について解説させていただきました.
繰り返しになりますが来年度が低いハードルでの認定理学療法士資格取得の最後のチャンスです.
取得を考えられている方は早めにご準備ください.