知識や技術があっても説明ができない理学療法士・作業療法士はクライアントの信頼を勝ち得ない

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知識や技術があっても説明ができない理学療法士・作業療法士はクライアントの信頼を勝ち得ない

皆さんの周りにもクライアントに説明ができない理学療法士・作業療法士っていませんか?

最近は若い理学療法士・作業療法士でも非常に徒手的な技術や知識に長けた理学療法士・作業療法士って増えておりますが,一方で何の目的で介入をしているのか,また介入を行うことでどのように変化するのかをきちんと説明できない理学療法士・作業療法士が多いのも実際です.

いくら知識や技術があっても,クライアントに治療の目的や効果の説明ができない理学療法士・作業療法士はクライアントの信頼を勝ち得ないわけです.

今回は知識や技術があるのに説明力が不足した理学療法士・作業療法士について考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新人理学療法士・作業療法士ほどできないクライアントへの説明

昨今は徒手的なスキルに関するセミナーも非常に多いので若い理学療法士・作業療法士でも徒手的な技術に長け方は少なくありません.

若くても専門的な立場からよく考えてアプローチしているなって感じることも少なくありませんが,一方で適切と思われる介入をしているにも関わらず,クライアントから苦情が出たりということも経験します.

クライアントからいろいろと話を聞いてみると,こういった理学療法士・作業療法士に限って,治療の目的や効果に関する説明を十分に行っていないために,クライアントが不安を感じていることが多いのです.

なんかよくわからないけどひたすら背骨を押されて,何をされているのかわからないとか,硬いからといった理由でひたすら大腿部をマッサージされてといったようなパターンです.

一方であまり深く考えていないワンパターンの介入をしているベテラン理学療法士・作業療法士であっても,クライアントに対して適切な説明を行っている場合には,クライアントと担当理学療法士・作業療法士の信頼関係が構築されていたりします.

年の功といってしまえばそれまでですが,経験の浅い理学療法士・作業療法士こそクライアントへの丁寧な説明を意識して介入を行うとクライアントの信頼を得られること間違いありません.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ理学療法士・作業療法士の説明が重要なのか?

理学療法士・作業療法士の仕事を考えると,説明が必要となる場面は多くあると思います.

説明をする相手もクライアントはもちろんですが,クライアントのご家族,他職種,外部の業者など様々です.

わかりやすい説明をして,相手に理解を得られれば,同じ方向性に向かって進みやすくなります.

きちんと説明が行えれば,リハビリそのものもスムーズに進みますし,クライアントや他職種との信頼関係の構築にもつながります.

丁寧な説明がなされない場合には,クライアントも不安を感じ,場合によっては不満や苦情といったクレームにつながってしまいます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ経験が浅い理学療法士・作業療法士は説明ができないのか?

ではなぜ経験が浅い理学療法士・作業療法士はクライアントに対して適切な説明を行えないのでしょうか?

まずは余裕がないので,治療でいっぱいいっぱいになっている可能性があります.

またそもそも介入の本質的な意義が理解できていない可能性も考えられます.

セミナーで学習したままの徒手的技術をクライアントに行っているものの,治療の本質的な意義が理解できていないために,第3者にきちんとした説明ができないわけです.

さらに説明することの重要性に関する理解が薄いことも原因として挙げられます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法士・作業療法士はクライアントに何を説明すればよいのか?

まず一番重要なのは治療の目的です.

クライアントと目標を共有した上で治療の目的やその治療によってどのように日常生活動作がどのように改善するのかを説明する必要があります.

加えて経時的な変化も合わせて説明してあげるとクライアントの運動に対する意欲はさらに高まります.

さらにクライアントに説明をする場合には使用する用語にも注意が必要です.

特に理学療法士・作業療法士というのはやたらと専門用語を使いたがリます.

理学療法士・作業療法士が説明を要する相手は,医療職種でないことがほとんどです.

説明する相手が医師や看護師であっても,リハビリテーション業界の専門用語が伝わらないことも少なくありません.

したがって理学療法士・作業療法士が相手に説明を行う場合には,自分の専門分野以外の人に伝わるようにわかりやすく説明することが求められます.

どんなに高度な情報を伝達していても,相手に伝わらなければ意味がありません.

 

今回は知識や技術があるのに説明力が不足した理学療法士・作業療法士について考えてみました.

当たり前のことですがクライアントに対する説明が重要です.

理学療法士・作業療法士の皆様もクライアントに分かりやすく説明を行って,クライアントの信頼をつかみましょう.

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