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自動車ローンをくむほど馬鹿らしいことは無い
理学療法士・作業療法士の皆様も住宅ローンや自動車ローンを組まれている方は多いと思います.
われわれ理学療法士・作業療法士ってお金に関する知識が乏しい方って多いですよね.
専門外だからと言ってしまえばそれまでですが,ローンなんて知らないうちに大損してるってことも多いので注意が必要です。
今回は自動車ローンをくむほど馬鹿らしいことは無いといったお話です.
金利って知ってますか?
まず基本的なところですが,金利に関してどの程度の知識をお持ちでしょうか?
おそらく理学療法士・作業療法士の多くが金利といえば,銀行へ預金した際の金利をイメージされると思います.
例えば100万円を○○銀行に預金すると, 1年後に金利を得ることができます.
この金利が仮に1%であれば,100万円を預金すれば,1年後に1万円の利息を得られるわけです.
でもなぜ100万円を預けることで1万円がもらえるのでしょうか?
これはご存じの方も多いと思いますが,銀行はわれあwれが預金したお金を使って別の個人や会社にお金を貸し出します.
当然ここでも金利をつけて貸し出すわけですが,銀行というのはここで得られる利息で設けているわけですね.
この得られた利益の一部を私たちに利息として還元してくれる仕組みになっているわけです.
銀行の金利はどのくらい?
では2020年現在の銀行の普通預金の金利は何%かご存じでしょうか?
正解は0.001%です.
つまり銀行に1年間100万円預金したとしても10円にしかならない計算になります.
そのため預金してるくらいなら投資をされる理学療法士・作業療法士が多いわけです.
実際には100万円を預けたとしても税金で約2割引かれますので,得られる利息はたった8円です.
うまい棒も買えない金額です.
カーローンの金利は?
では今回のテーマであるカーローンの金利はどのくらいが相場なのでしょうか?
おおよその目安ですが,以下の通りです.
ディーラー:4~10%
銀行などのマイカーローン:2~4%
どう思われましたか?
銀行預金の金利と比べてカーローンの金利がいかに高いか分かっていただけたのではないでしょうか。
では具体的な数字で考えてみたいと思います.
仮に理学療法士・作業療法士が新車で300万円の自動車を購入したとしましょう.
300万の借入で金利10%,5年で返済の場合ですと,月々の支払いが64,000円,支払い総額が383万となります.
つまり実際には83万円も無駄なお金を支払うことになるのです.
では銀行で借り入れた場合はどうでしょうか?
同様に理学療法士・作業療法士が新車で300万円の自動車を購入したとしましょう.
300万の借入で金利4%,5年で返済の場合ですと,月々の支払が55,000円,支払い総額332万となります.
これでも32万も無駄なお金を支払うことになります.
では銀行に300万円を5年間預けた場合の利息はいくらでしょうか?
答えは150円です.
ペットボトルのジュースが一本買える程度です.
つまり預金があればローンを組まずに,現金一括で支払った方が明らかに損をしないというわけです.
なんとなくローンを組む
こういった金利やローンの仕組みを知らずに,なんとなく営業の方の口車に乗せられてローンを組まれる方も少なくないと思います.
知らない間に50万円以上損をしているんですね.
こう考えると預金があれば一括で支払った方が良いですし,自動車の購入を考える際には,まず計画的にお金を用意して購入すれば無駄なお金を支払わずに済むということです.
このあたりの知識に疎いとただただお金を吸い取られてしまうわけです.
頭金が無くてどうしても自動車を購入せざるを得ない場合は仕方ありませんし,住宅ローンのように金額が大きい場合にはローンを組まざるを得ないかもしれませんが,自動車くらいであれば一括で購入できた方が賢明です.
ディーラーや銀行の言われるままにローンを組むことだけはやめて下さい.
今回は自動車ローンをくむほど馬鹿らしいことは無いといったお話でした.
給料の安い理学療法士・作業療法士だからこそ,自動車ローンでお金を無駄にしないように,計画的に自動車購入のための資金をためておきたいですね.
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