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リハビリテーション部門で年賀状出し合ってる職場ってまだあるの?
今年もあとわずかになりましたが,年賀状の準備をされている理学療法士・作業療法士の方も多いのではないでしょうか?
最近は医療職に限らず,職場での年賀状を廃止しているところが増えてきておりますが,まだまだ医療職やリハビリテーション専門職の場合には時代に遅れている職場が多いのも実際です.
今回はリハビリテーション部門で年賀状出し合ってる職場について考えてみたいと思います.
年賀状を出す習慣がない
そもそも最近の若者って年賀状を出す習慣がないですよね.
LINEで新年の挨拶ってパターンも多いと思います.
ニッセイ基礎研究所が全国の被用者を対象に行った独自の調査によると,2020年の年賀ハガキを出した人の割合は52.4%,ハガキ以外の方法で出した人は5.1%,喪中の人が6.5%,出さなかった人は,36.0%であったようです.
男女別に見ると年賀ハガキを出した人の割合は男性は51.8%で,女性は53.2%であり,年賀ハガキを出した人の割合について,男女別の比較では大きな男女差は無いようです.
注目すべきは年齢毎の年賀ハガキを出した人の割合です.
以下に年齢毎の年賀ハガキを出した人の割合をまとめてみました.
20代以下で年賀状を出した人の割合は,50代,60代に比べて半分以下になっているのがわかります.
年代によってかなり年賀状に関する意識や習慣が異なることが分かります.
若い人って年賀状を出す習慣自体が無い方が多いんですよね.
365日体制の勤務
また昨今のリハビリテーション部門では365日体制で運営を行っているところが増えてきておりますので,年賀状で挨拶しなくてもお正月に勤務で挨拶するという方も多いと思います.
そもそも医療職なんてお正月休みが短いわけですから,年賀状のやり取りなんて不要なんですよね.
場合によっては年賀状が届く前に年末年始休暇が終わって,直接ご挨拶できてしまうなんてパターンも多いでしょう.
年賀状をぎりぎりにつくって出した場合には,年賀状が後出しになるパターンの方が多いでしょうね.
個人情報の観点からも
また職場内での年賀状を考える際に重要となるのが個人情報保護の観点です.
このご時世ですので職場内での話とは言え,個人の住所の情報を一覧にして配布するなんていうのは危険すぎます.
リハビリテーション部門ではまだまだ名簿を配布して,年賀状を出し合っている職場も少なくないのでしょうが,時代にマッチしていませんよね.
名前でも間違えようものなら
若手理学療法士・作業療法士にとっては上司や先輩に年賀状を出すのもかなり神経を使います.
名前でも間違えようものなら問題になりますし,何しろ失礼にならないコメントを考えるのも大変です.
こんなことで時間を取られるくらいならクライアントのためになる勉強でもした方がましです.
お金もかかる
年賀状を出せばお金もかかります.
1枚63円も数が増えればそれなりになりますし…
何よりペーパーレスの世の中で自宅のプリンタを使うのが年賀状の時だけって方も多いのではないでしょうか?
年末になるとプリンタが動かなくてプリンタを購入しなおしたり,それ以上にインク代もばかになりませんからね…
今回はリハビリテーション部門で年賀状出し合ってる職場について考えてみました.
世代によって年賀状に対する意識や習慣は大きく異なりますので,管理者が50代・60代の場合には,礼儀として当然だと考える方も多いかもしれませんが,時代に合ってませんよね…
お世話になっている方にきちんと挨拶をというのは理解できますが,それならハガキではなくて対面してあいさつをする方がよっぽど失礼が無いですので,職場内での年賀状の習慣は廃止した方が賢明ですね.
もちろん普段なかなか会えないお世話になった方への年賀状というのは必要だと思いますし,年賀状でなくても年の始まりに何らかの形で挨拶ができればそれで十分でしょう.
形にこだわる必要はありませんよね.
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