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女性理学療法士・作業療法士あるある クライアントから看護師と間違われる件
女性理学療法士・作業療法士に多いのが業務中にクライアントから看護師と間違われて看護業務を依頼されるといったパターンです.
女性理学療法士・作業療法士の皆さんはどう対応されてますか?
もちろん看護師ではないので看護業務を請け負う必要はないと思いますが,あまり怪訝な扱いもできません.
今回は女性理学療法士・作業療法士によくあるクライアントから看護師と間違われる件について考えてみたいと思います.
看護師と間違われて看護業務を依頼される
ベッドサイドに担当しているクライアントの理学療法・作業療法のために訪室すると隣のベッドのクライアントから,「看護師さん,ちょっと家族と話したいから電話をかけてくれんかね」なんて依頼をされることって女性理学療法士・作業療法士の場合には珍しくないようです.
こう考えると女性理学療法士・作業療法士って本来の業務以外に時間を取られることになるわけです.
同僚の理学療法士の話では,週に1回は看護師に間違えられるなんて話もありますので,頻度としては多いですよね.
クライアントからすれば同じ白衣を着ていれば看護師も理学療法士・作業療法士も無いわけですよね.
何か要望があればその辺の人を捕まえて依頼するというわけです.
ユニフォームが違うと間違われる確率が下がる?
最近は理学療法士・作業療法士のユニフォームも変わりつつあります.
白衣が主流だった時代からカラフルなスクラブを着て仕事をされている理学療法士・作業療法士も増えてきております.
看護師といえば白衣の天使をイメージする高齢者が多いと思いますが,看護師と理学療法士・作業療法士のユニフォームが違うとクライアントも女性の理学療法士・作業療法士を看護師と間違える場面は少なくなるようです.
こう考えるとユニフォームで職種を識別するというのは非常に大きな意味があるなと思ったりするわけです.
傾聴して看護師へ引き継ぐことが重要
われわれ理学療法士・作業療法士は単位という名の時間に縛られて仕事をしておりますので,自分の担当でもないクライアントに依頼を受けてそれに時間を取られるとこれは仕事もはかどりませんよね.
かといってクライアントが看護師と間違えて何かしらの依頼をしてきた際に,「私はリハビリのスタッフなので知りません」なんていって済ませることもできません.
クライアントが女性理学療法士・作業療法士を看護師と間違えて何かしらの依頼をしてきた際には,きちんと看護師に引き継いで挙げることが重要です.
「私はリハビリのスタッフですので,病棟のことは看護師さんに聞いた方が良いですね.看護師さんに伝えておきますので少しお時間をいただけますか?」
こんな風に丁寧に対応できればベストですね.
理学療法士・作業療法士が医師と間違われることも
看護師だけでなくクライアントは理学療法士・作業療法士を医師だと思って,疾病のことやさまざまなことを聞いてくる場合もあります.
特に最近は医療職というのも薬剤師や臨床検査技師,放射線技師,臨床工学技師と職種が非常に多いので,クライアントからすれば誰が何を専門とする職種なのかが見えにくいところもあります.
今回は女性理学療法士・作業療法士によくあるクライアントから看護師と間違われる件について考えてみました.
最近は男性看護師も増えてきてはおりますが,まだまだ女性医療スタッフ=看護師といった考え方をされる高齢者は少なくないと思います.
看護師と間違われるというのは女性理学療法士・作業療法士ならではの悩みかもしれませんが,うまく看護師に引き継いで業務が滞ることのないようにしたいですね.
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