もし理学療法士・作業療法士がクリニックで働くなら何を重要視すべき？

理学療法士・作業療法士の働き方も多様化してきておりますが，理学療法士・作業療法士の働き方の1つとしてクリニックで勤務するといった形態が挙げられます．

以前に比較して理学療法士・作業療法士を雇用するクリニックは増加してきており，最近では整形外科のみならず形成外科や産婦人科，耳鼻咽喉科などさまざまな診療科でも理学療法士・作業療法士が雇用されるようになってきております．

でも理学療法士・作業療法士がクリニックで働くなら何を重要視すべきでしょうか？

今回はもし理学療法士・作業療法士がクリニックで働くなら何を重要視すべきかについて考えてみたいと思います．

院長の性格・年齢・お子さんは？

クリニックの場合には，院長が法律になりますので，院長がワンマンでリハビリテーションに理解の内容な方だと働きにくくてしょうがないでしょうね．

また院長の年齢も重要です．

例えば院長が65歳で理学療法士・作業療法士が25歳だとすると院長がどれだけ長きにわたってクリニックを経営し続けたとしても終身雇用が難しいのは明らかです．

したがって理学療法士・作業療法士がクリニックへの就職を考える際には，院長の年齢と自分の年齢を考慮した上で，どのくらいの年齢までクリニックで働き続けられるかを考えることが重要です．

クリニックが親族へ受け継がれる場合には，院長が高齢であっても理学療法士・作業療法士が終身雇用される可能性は高まります．

仮に院長が整形外科医の整形外科クリニックの場合に，子どもが整形外科医であれば将来的に後継者として子どもが後継ぎとなる可能性はあります．

このように理学療法士・作業療法士がクリニックに就職する場合には，クリニックの院長の後継者に関する情報を得ておくことも重要となります．

雰囲気・環境

職場の雰囲気って大切ですよね．

建物の新しさももちろんですが，クリニックって職員が少ないだけに，クリニックを訪問すればおおよその職場の雰囲気ってわかっちゃいます．

職場に環境という面ではどんな機材があるかも重要ですね．

整形外科クリニックであればCTやMRIを備えているのかとか，最近だと超音波エコーが完備されているのかとかそういった点もチェックは必須ですね．

周辺にライバルクリニックがないか？

ライバルクリニックが多いと必然的に勤務するクリニックのクライアントは少なくなってしまいますので，周辺にライバルクリニックがどのくらいあるかを確認することも重要でしょうね．

経営面を考えると集客というのは重要ですし，近隣にいくつも同じ診療科のクリニックが存在しているような場合には，競争も激しいと思いますので，クリニックが将来的に生き残れるのかどうかも考えておく必要があるでしょうね．

コロナ禍で打撃を受けているクリニックは多いですからね．

勤務時間

クリニックの場合には注意しておきたいのが勤務時間です．

労働時間は8時間と記載されていても，休憩時間が2時間あって，拘束時間は10時間を超えるなんて職場も少なくありませんからね．

実際の診療時間を確認した上でトータルの拘束時間がどの程度になるのかは事前に確認しておきたいですね．

給料と退職金

給料は確認しない理学療法士・作業療法士は少ないと思いますが，退職金制度の有無なんかは盲点だったという場合も多いので，必ずチェックしましょう．

特に個人経営のクリニックでは退職金制度そのものが設けられていない職場も少なくありません．

転職して20年働いたのに退職金が無かったではしゃれになりませんよね…

人口動態

これも今後は重要です．

都道府県や市町村によってはすでに人口が減少してきている地域も多いと思います．

人口が減少すればもちろんクリニックを受診するクライアントも減少します．

短期間の勤務を考えているのであれば問題ありませんが，長期間にわたって勤務したいと考えている場合には今後その地域における人口がどの程度減少するのかを考えておく必要があるでしょうね．

地域によってはまだまだ人口が増えている地域もありますし，自分の年齢を考慮した上で高齢人口がどのように推移するのかをある程度把握しておいた方が良いでしょう．

今回はもし理学療法士・作業療法士がクリニックで働くなら何を重要視すべきかについて考えてみました．

クリニックに勤務する場合には，院長の性格・年齢・子供，雰囲気・環境，勤務時間，給与と退職金，人口動態とさまざまな側面から条件を確認する必要があります．

ただ今回挙げたような情報も自分で確認するには限界があります．

こういった重要な情報を確実に得るためには転職サイトの利用がお勧めです．

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