2020年10月以降発刊の理学療法関連書籍6選

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2020年10月以降発刊の理学療法関連書籍6選

最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.

私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.

今回は2020年10月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業療法士のための 超実践!シングルケースデザイン 導入から統計手法まで すぐに使えるExcel・Rのサンプルデータ付き

近年注目を集めている一事例からでも研究を行えるシングルケースデザインの現場目線の実践的な入門書が登場しました.

シングルケースデザインについてリハビリテーション専門職の視点で書かれた書籍って過去にはありませんでしたので,これは貴重な1冊ですね.

作業療法士はもちろん理学療法士も必見の1冊です.

シングルケースデザインの基本的な手法から,統計学的解析方法まで幅広く開催されており,シングルケースデザイン研究に取り組みたいと考えている理学療法士・作業療法士は必見です.

 

 

 

 

 

 

人工股関節全置換術の理学療法 明日の臨床を変えるArt & Science

人工股関節全置換術(THA)で1冊という非常に豪華な書籍です.

同じ文光堂から発刊された人工膝関節全置換術(TKA)もかなり売れましたので,この書籍もかなり売れそうですね.

執筆メンバーも股関節専門のスペシャリストが勢ぞろいで,関節・身体機能の回復や改善・向上に主眼を置くエビデンスに基づく理学療法を中心に,術前の評価・介入や退院後の生活指導までTHAの理学療法とはどうあるべきかを解説されております.

人工股関節全置換術を診療するうえでは確実に読んでおきたい1冊になりそうですね.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高次脳機能の神経科学と ニューロリハビリテーション

待ちに待ちわびたニューロリハビリテーション理論の解説書が遂に発売されました.

もちろん編集は森岡周先生です.

認知神経科学領域の海外学術誌でも高く評価されている著者グループの研究成果を多数盛り込んだ本格的なテキストとなっております.

 

 

 

 

 

 

 

 

PT/OT/STのための臨床に活かすエビデンスと意思決定の考えかた

エビデンスとEBMの違いを理解していない理学療法士・作業療法士は確実に読んだ方が良い1冊です.

エビデンスの活用だけで適切な意思決定ができない場合に,経験や患者の価値観をどのように反映させるか,治療に必要な知識を情報へ転換し活用するスキルを身に付けるためにはどうすればよいか,この1冊を読めば,臨床へのエビデンスの活かし方が変わりそうです.

藤本先生・竹林先生の最強タッグで編集された一冊ですからこの本は本物に間違いありません.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

股関節~協調と分散から捉える

 

京都大学の建内先生が執筆された一冊です.

股関節は脊柱や膝,足など,全身の部位と複雑に関連しており,そのメカニズムや機能障害で生じる問題は奥深く,計り知れません.

そのため治療する際,多くの臨床家が複雑な迷路へと陥る,厄介な部位といわれておりますが,その評価や治療方法は非常に関心が高い.

この書籍では股関節における疾患・機能障害および姿勢・歩行の問題に関して「協調分散理論」という概念に基づき評価・治療方法を解説されております.

この理論は,多くの優れた臨床家によって培われてきた知恵を科学的根拠から整理し,新たな観点を交えたものとなっております.

その高い治療効果の道標として,豊富な図と平易な言葉で学習できるようにした。特に「Clinical Advance」では,具体例をとおしポイントを説明することで容易に理解できるよう工夫がなされております.

臨床をより良くするには,発想が大切であり,その科学的根拠を求め挑戦していく必要があります.

この書籍はこの理念に基づき見出された運動機能障害を大きく変化させる確かな技術と,さらなる無限の可能性を追い求めるヒントが秘められた発展的指南書となっております.

 

 

 

 

理学療法プログラムデザインⅢ 運動器(下肢)編 ケース別アプローチのポイントと実際

 

セラピストが臨床場面で直面する難渋症例に対する理学療法のポイントと具体的なアプローチが豊富なイラストで解説されております.

今回は下肢の症候・障害を中心に厳選された90ケースが掲載されております.

私も理学療法プログラムデザインⅠ・Ⅱを持っておりますが,この書籍の良いのは臨床上よく遭遇する障害にどんなプログラムを立案すればよいかをイラストから簡単にヒントを得られるといった点です.

エビデンスだとか運動学だとかもちろんそういった話も大切ですが,困ったときに手元に置いておくとすぐに役立てられる1冊です.

京都大学グループが執筆した1冊ですが,即効性がある1冊だけに今回もかなり売れそうですね.

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