日本理学療法士協会の「フレイル対策推進リーダー」を取得すべきか?

介護予防
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日本理学療法士協会の「フレイル対策推進リーダー」を取得すべきか?

ご存知の方も多いと思いますが,昨日の日本理学療法士協会のHPでフレイル対策推進リーダーなる制度が発表されました.

これまでにも地域ケア会議・介護予防推進リーダーなどの制度がありましたが,今回はさらなるステップアップの位置づけとしてこのフレイル対策推進リーダー制度がつくられたようです.

今回はこの日本理学療法士協会の「フレイル対策推進リーダー」を取得すべきかどうかについて考えてみたいと思います.

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日本理学療法士協会HPによると

2020年10月5日の日本理学療法士協会のHPで以下のような発表がなされました.

高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に対応できる人材を育成するため,地域ケア会議・介護予防推進リーダーのステップアップとして,2020年10月より新たに「フレイル対策推進リーダー」を取得できるコースを設定しました.

e-ラーニングで「フレイル予防人材育成プログラム」を配信しています.

本会の重点事業に位置付けております「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」の推進には、地域のニーズに応えられる人材育成が重要となることから、2020年度事業として、地域ケア(介護予防)推進員会のもとに「フレイル予防人材育成小委員会」を設置し、推進リーダー受講者に対するステップアップコースとして「フレイル対策推進リーダー」を育成する研修コースを設ける準備を進めて参りました。

この度、予定しておりましたe-ラーニングの研修コースの準備が無事に整い、10月1日より、「フレイル予防人材育成プログラム」として、受講の申込を開始いたしましたので、ご案内させていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

「フレイル対策推進リーダー」を取得できるのは「地域ケア会議推進リーダー」および「介護予防推進リーダー」の両方の取得者限定

まず今回のフレイル対策推進リーダーですが,取得できるのは「地域ケア会議推進リーダー」および「介護予防推進リーダー」の両資格取得者のみです.

つまり今回新たに設けられたフレイル対策推進リーダーは「地域ケア会議推進リーダー」および「介護予防推進リーダー」の上位資格と考えることができるでしょう.

またこの資格はすべてe-ラーニングにて取得が可能だといった点も非常に大きなポイントだと思います.

コロナ禍においても現実的に取得が可能ですね.

また市町村からの依頼に対応できる人材育成を目的としており,地域での介護予防事業において役に立つ資格のようにも見えます.

 

 

 

 

 

 

 

資格を取得することによる金銭的インセンティブは?

まず結論から申し上げますと,このフレイル対策推進リーダーを取得したからといって,市町村からの介護予防事業や地域ケア会議の仕事が多くなるとは考えにくいでしょう.

既に各市町村では都道府県理学療法士会と連携し,介護予防事業や地域ケア会議が進められておりますので,このフレイル対策推進リーダーを取得したからといって市町村からの仕事が多くなるわけはありません.

また地域ケア会議や介護予防事業における報酬って理学療法士個人が得られる仕組みの病院・施設もあれば,完全に病院や施設の収益になるといった仕組みの病院・施設もありますので,この資格を取得したからといって金銭的なインセンティブがあるとは考えにくいでしょう.

「地域ケア会議推進リーダー」および「介護予防推進リーダー」の上位資格というとなんとなく魅力を感じますが,資格を取得したことによる影響というのは小さそうです.

 

 

 

 

 

 

資格取得よりもプログラムが魅力的

私自身は「フレイル対策推進リーダー」なんていうのは正直なところどうでもよいですが,プログラムは非常に魅力的です.

以下が具体的なプログラムです.

【Ⅰ:全体像】

日本理学療法士協会からのメッセージ 森本榮副会長

・日本理学療法士協会の具体的な取組みと方向性について
・保険者機能強化推進交付金、介護保険保険者努力支援交付金に関して
・新型コロナ感染症予防について

後期高齢者医療制度における課題とこれから 山本智子先生

・これまでの後期高齢者に関わる制度の課題とこれからの方向性について

高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施の全体像 鈴木隆雄先生

・介護予防事業の変遷と背景
・法律の改正に伴う厚生労働省の通知及びガイドラインについて
・法改正、通知及びガイドラインにより広域連合と市町村が担う主な役割について
・後期高齢者の質問票の概要について

【Ⅱ:保健事業としての疾病重症化の予防対策】

糖尿病の重症化予防への関わり 浅田史成先生

・疾病予防・重症化予防について理学療法士のあり方

膝関節痛・腰痛の重症化予防への関わり 福富広海先生・井垣誠先生

・疾病予防・重症化予防について理学療法士のあり方(ロコモティブシンドローム含む)

循環器病の重症化予防への関わり 小野慎太郎先生

・疾病予防・重症化予防について理学療法士のあり方

【Ⅲ:介護予防としてのフレイル対策】

フレイルの概念 荒井秀典先生

・フレイルの概念、特徴、予後など

フレイルの評価と介入 牧迫飛雄馬先生

・評価の紹介とエビデンスの紹介など

地域におけるフレイル予防への関わり 山田実先生

・後期高齢者の保健事業、通所 C、通いの場など
・基本的なデータによる効果検証方法と PDCA サイクル
・フレイル予防のための介入事業のデータ活用

【Ⅳ:好事例】

好事例 1 健診介入から指導まで一体的な関わりの事例 松本浩実先生

・特定健診/後期高齢者健診介入から指導まで、一体的なかかわりの中での理学療法士の役割、今後展望。

好事例 2 複合的なフレイル予防の事例 白鳥秀樹先生

・後期高齢者個別訪問からの複合的フレイル予防において理学療法士が果たす役割、今後の展望。
・国モデル事業

好事例3 重症化予防として関わりの事例 森本信三先生

・医療機関で実施される健診指導における重症化予防において理学療法士が果たす役割、今後の展望。

好事例4 都道府県士会や行政の理学療法士が展開する地域づくりの事例 嘉田将典先生

・保健事業・介護予防の事業の一体実施において行政理学療法士が果たす役割、今後の展望。
・保険者機能強化交付金について
・都道府県士会の人材育成/事業展開の取り組み

このプログラムめちゃくちゃ魅力的じゃありませんか?

計420分,7時間のプログラムとなっておりますが,「地域ケア会議推進リーダー」および「介護予防推進リーダー」とは異なりすべてe-ラーニングでOKというのは魅力的ですね.

このプログラムであれば資格に価値は無さそうですが受けてみようかなと思えるわけです.

しかも今年度の受講費は無料で,受講者には「フレイル対策推進リーダー」として修了証が発行されるようです.

 

 

 

 

今回は日本理学療法士協会の「フレイル対策推進リーダー」を取得すべきかどうかについて考えてみました.

無料で山田先生,牧迫先生,鈴木先生,新井先生,井垣先生といった豪華なメンバーのお話を聞けるのは間違いなくお得ですね.

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