2020年9月以降発刊の理学療法関連書籍7選

書籍紹介
スポンサーリンク
スポンサーリンク

目次

2020年9月以降発刊の理学療法関連書籍6選

最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.

私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.

今回は2020年9月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

適切な判断を導くための 整形外科徒手検査法 エビデンスに基づく評価精度と検査のポイント

 

臨床現場や国家試験で頻出する整形外科検査法を精選し,エビデンスや解剖学,運動学等の周辺知識とともに解説されております.

臨床家の思考をたどるフローチャートも掲載されており非常に使いやすい1冊となっております.

今乗りに乗っている松村先生と三木先生が編集を手掛けた書籍だけあって,運動器疾患の診療に携わる理学療法士・作業療法士は必見の1冊となっております.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法プログラムデザインⅢ 運動器(下肢)編 ケース別アプローチのポイントと実際

理学療法プログラムデザインⅢ 運動器(下肢)編 | 株式会社文光堂
「股関節」「膝関節」「足・下腿」「切断」「ADL障害」「廃用」の計6章から構成され,下肢の症候・障害を中心に厳選された90ケースを掲載.ケースごとに「解説」「理学療法のポイント」「理学療法の実際」に分け,疾患の説明や評価の方法等の詳細は割愛し,セラピストが臨床場面で直面する難渋症例に対する理学療法のポイントと,実際の理...

 

セラピストが臨床場面で直面する難渋症例に対する理学療法のポイントと具体的なアプローチが豊富なイラストで解説されております.

今回は下肢の症候・障害を中心に厳選された90ケースが掲載されております.

私も理学療法プログラムデザインⅠ・Ⅱを持っておりますが,この書籍の良いのは臨床上よく遭遇する障害にどんなプログラムを立案すればよいかをイラストから簡単にヒントを得られるといった点です.

エビデンスだとか運動学だとかもちろんそういった話も大切ですが,困ったときに手元に置いておくとすぐに役立てられる1冊です.

京都大学グループが執筆した1冊ですが,即効性がある1冊だけに今回もかなり売れそうですね.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

股関節~協調と分散から捉える

京都大学の建内先生が執筆された一冊です.

股関節は脊柱や膝,足など,全身の部位と複雑に関連しており,そのメカニズムや機能障害で生じる問題は奥深く,計り知れません.

そのため治療する際,多くの臨床家が複雑な迷路へと陥る,厄介な部位といわれておりますが,その評価や治療方法は非常に関心が高い.

この書籍では股関節における疾患・機能障害および姿勢・歩行の問題に関して「協調分散理論」という概念に基づき評価・治療方法を解説されております.

この理論は,多くの優れた臨床家によって培われてきた知恵を科学的根拠から整理し,新たな観点を交えたものとなっております.

その高い治療効果の道標として,豊富な図と平易な言葉で学習できるようにした。特に「Clinical Advance」では,具体例をとおしポイントを説明することで容易に理解できるよう工夫がなされております.

臨床をより良くするには,発想が大切であり,その科学的根拠を求め挑戦していく必要があります.

この書籍はこの理念に基づき見出された運動機能障害を大きく変化させる確かな技術と,さらなる無限の可能性を追い求めるヒントが秘められた発展的指南書となっております.

 

 

 

動作のメカニズムがよくわかる 実践!動作分析 web動画付き (第2版)

 

動作分析って活字だけを読んでいてもなかなかスキルが向上しませんよね?

この書籍は正常な基本動作の骨モデル動画14本,実際の患者の動きを示す貴重な症例動画98本のWeb動画がついており,スロー・再生・繰り返し再生で「逸脱動作を見破るチカラ」を養うことができます.

動作分析を基礎から学習したいと考えている理学療法士・作業療法士にはお勧めの1冊です.

 

 

 

 

 

 

リハビリテーションのための整形外科学の歩き方

 

超豊富な図表と読者に語りかけるような文章で“整形外科学の考え方”を学ぶことができる1冊となっております.

X線,MRI,術中などの臨床写真を含む350もの図をフルカラーで掲載されおります.

整形外科の専門の書籍って理学療法士・作業療法士にはとっつきにくい内容が多いですが,この書籍はリハビリテーション専門職向けに整形外科的な知識が解説されており,非常にわかりやすい内容となっております.

整形外科疾患を担当する機会の多い理学療法士・作業療法士には必見の1冊です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

整形外科 術後理学療法プログラム第3版

 

リハスタッフに向けに「理学療法に必要な解剖・疾患の知識」,「手術の知識」を整形外科医が丁寧に解説されております.

それに沿って理学療法士・作業療法士が「術後理学療法プログラム」,「理学療法の進め方」を解説したものを1セットとし,疾患ごとにまとめております.

「解剖,疾患,手術の知識」を読み,術式や術後の禁忌の知識を得ることで各疾患に対してより的確にアプローチできるように構成されております.

この書籍の良いところですが,各疾患の術後プログラムの流れが図で示されているので,一目で全体を把握できます.

改訂にあたって術式などの記載内容は最新の情報に改め,さらに近年増加している高齢者に対する手術の術式も追加されております.

印象としては広く浅くの1冊ですので学生や経験年数の浅い理学療法士が手元に置いておくと役に立つ1冊です.

 

 

 

 

 

 

 

 

医学的研究のための多変量解析 標準一般化線形モデルから一般化推定方程式まで:最適モデルの選択、構築、検証の実践ガイド (2版)

ロングセラー「医学的研究のデザイン」のシリーズとして発売以来,長年にわたり使用され続けている定評ある教科書です.

12年ぶりの改訂となりますが,皆が待ちわびていた今回の改訂です.

多変量解析に関する書籍は多数ありますが,SPSS関連のものは統計学に関する内容というよりはSPSSのhow to本の部分も多いわけですが,この書籍は多変量解析の基礎的な考え方を学ぶには非常にお勧めの1冊です.

数式を一切使うことなく初学者にも理解できるように明快,簡潔に解説されております.

このボリュームで4100円+税は安いです.

 

 

 

今回は2020年9月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.

理学療法士・作業療法士の皆様にとって有益な書籍がたくさん発売されそうですので皆様も書籍を買ってスキルアップされてはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました