リハビリテーション室のプラットフォームが足りない問題

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リハビリテーション室のプラットフォームが足りない問題

理学療法士・作業療法士がリハビリテーション室で使用する頻度が高い道具といえばプラットフォームです.

最近は回復期リハビリテーション病院などは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の総数が100名を超える職場も増えてきておりますので,リハビリテーション職種のスタッフ数が多い職場ではプラットフォームが足りないといった問題が出ているところが多いようです.

今回はリハビリテーション室のプラットフォームが足りない問題について考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法士・作業療法士がプラットフォームを使用する頻度は多い

皆様も日々の理学療法・作業療法の中でプラットフォームを使用されることは多いと思います.

理学療法士・作業療法士が行うプログラムの中でプラットフォームを使用するプログラムを考えてみると以下のようなプログラムが考えられると思います.

 

  • 関節可動域トレーニング(ストレッチ等を含む)
  • 筋力トレーニング
  • 座位保持練習
  • 立ち上がり練習
  • リーチ動作練習

 

他にも挙げればキリがありませんが,理学療法士・作業療法士がプラットフォームを使用する機会って非常に多いです.

上述したようなプログラム以外にも,クライアントのニーズに合わせて,さまざま用途でプラットフォームを用いる機会がありますよね.

最近はクッション性に優れたプラットフォームも多く普及しておりますので,背臥位・腹臥位等の臥位姿勢で使用する上では非常に有用なツールです.

入院・外来を問わず使用しますし,外来の場合には病棟やベッドでといったわけにもいきませんので,外来の場合にはトリートメントテーブル等も含めてプラットフォームは必須です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラットフォームが不足している

上述したように理学療法士・作業療法士にとって非常に使用頻度が高い備品ですので,時間帯によってはプラットフォームが混雑してしまうことも少なくありません.

実際に私が勤務する職場でもプラットフォームの順番待ちに時間を費やしてしまうこともあります.

基本的には順番待ちをしている間には,プラットフォーム以外の場所で別のプログラムを提供することになりますが,先に関節可動域トレーニングや筋力トレーニングを行ってから,動作練習に入りたいといった場合も多いのでプラットフォームが使用できないのは非常に困ります.

備品としてプラットフォームを増やせばよいわけですが,リハビリテーション室の面積によっては新規のプラットフォームを導入できない場合もあるでしょう.

単位に追われて仕事をしている理学療法士・作業療法士にとってはこのタイムロスは非常に無駄です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラットフォーム不足に対する対策は?

一番対策としてなされることが多いのが,病棟ベッドサイドでの対応です.

ただマットレスの硬さにもよりますが,病棟のベッドの硬さでは目的とする運動が行えない場合も多いですよね.

もう1つの対策として理学療法士・作業療法士がプラットフォームを使用する時間を分散させるといった方法もあります.

勤務時間を少しずらすなどして分散している医療機関もあるようですし,午前中なんて言うのは外来で対応するクライアントが多いので,入院クライアントの午前中の使用を制限する等といった対策も考えられます.

案外,夕方になるとプラットフォームがガラガラといった状況もあります.

新卒者や若手理学療法士・作業療法士にとっては先輩理学療法士・作業療法士の顔色を見ながらプラットフォームを使用しなければならないというのは苦痛でしかありません.

またクライアントの目線で考えても,お金を払ってリハビリテーションを受けているのに,備品が不足しているがために待たされるというのはいただけませにょね.

このような設備面での不備はスタッフの働きにくさにつながるだけでなく,利用するクライアントの満足度低下にもつながりかねません.

したがって備品の数や利用時間については部門内で検討していく必要がありますね.

特に新年度で理学療法士・作業療法士数が増加した場合に対策を講じることが求められます.

 

今回はリハビリテーション室のプラットフォームが足りない問題について考えてみました.

理学療法士・作業療法士にとってはなじみのあるプラットフォームですが,順番待ちで不便やストレスを感じている理学療法士・作業療法士は少なくないと思います.

理学療法士・作業療法士数を増員している病院・施設は飽和状態になっていないか注意する必要がありますね.

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