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最近,「リラクゼーション」という言葉を使う理学療法士・作業療法士って多いですよね?
最近の理学療法士・作業療法士の学会や研修会で用いられる言葉の中に「リラクゼーション(リラクセーション)」といった言葉があります.
実際にはリラクゼーション(リラクセーション)という言葉の中にはさまざまな意味合いが含まれますが,理学療法士・作業療法士はどういった意味でこのリラクゼーション(リラクセーション)という言葉を用いることが多いのでしょうか?
今回は「リラクゼーション(リラクセーション)」という言葉を使う理学療法士・作業療法士がなぜ増えているのかについて考えてみたいと思います.
リラクゼーション(リラクセーション)とは?
そもそも一般的にリラクゼーション(リラクセーション)というのは何を意味する言葉なのでしょうか?
リラクゼーション(リラクセーション)とは「身体的・精神的・情緒的緊張のない状態および心身ともにストレスから解放された状態に誘導する」といった意味があります.
その名前の通りではありますが,何かしらの介入を行うことでリラックスした状態を作るというのがリラクゼーション(リラクセーション)ということになります.
理学療法士・作業療法士が用いるリラクゼーション(リラクセーション)
では理学療法士・作業療法士はどういった意味でリラクゼーション(リラクセーション)という言葉を用いるのでしょうか?
最も多いのは筋緊張の緩和を目的とする徒手的リラクゼーションだと思います.
徒手的リラクゼーションというのは,皮膚・筋・筋膜・関節等の感覚受容器(表在・固有感覚受容器)を刺激することによって,異常な筋緊張の亢進に対して,無痛性刺激を追求した高いリラクゼーション効果のある徒手による治療法のことを指します.
ただ実際にはリラクゼーション(リラクセーション)と表現されていても行われているのは徒手的なマッサージということも多いわけです.
これならこれでリラクゼーション(リラクセーション)といった表現を用いずに,マッサージという表現を用いた方が分かりやすいわけですが,理学療法士・作業療法士ってなんだかマッサージという言葉を使うことに抵抗がある人が多いんですよね.
もちろん関節モビライゼーションやストレッチングなどをまとめてROMエクササイズと表現する場合もありますので,リラクゼーション(リラクセーション)と表現してその中にマッサージを含む介入を行っているということも多いでしょう.
理学療法士・作業療法士はマッサージを行ってはいけない?
このブログの中でも以前に紹介させていただきましたが,理学療法士・作業療法士がマッサージを行うことは法律的に認められているのでしょうか?
以前にもご紹介させていただきましたが,理学療法士にはマッサージが認められておりますが,一方で作業療法士の場合にはマッサージは認められておりません.
なんとなく「マッサージ=禁止」といったイメージが理学療法士・作業療法士の中に潜在意識としてあるために,カルテや学会・研修会でもマッサージを言う言葉を使いたくないといった理由で,リラクゼーション(リラクセーション)という用語を用いている理学療法士・作業療法士が多いのだと思います.
最近では個人事業主として起業する理学療法士・作業療法士も増えておりますが,「リラクセーション治療院」といったような,リラクゼーション(リラクセーション)という言葉を前面に出した事業主というのも少なくありません.
今回は「リラクゼーション(リラクセーション)」という言葉を使う理学療法士・作業療法士がなぜ増えているのかについて考えてみました.
リラクゼーション(リラクセーション)と聞くとなんとなく聞こえは良いですがやっているのはマッサージということが多い理学療法士・作業療法士です.
作業療法士の場合には法律的にマッサージ=NGですので,リラクセーションという言葉でごまかしたくなる気持ちもわからなくはありませんが,理学療法士の場合はもう少しマッサージという言葉を用いた方が分かりやすいと思います.
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