理学療法士・作業療法士にとって研究はお金にならないので必要ない?

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理学療法士・作業療法士にとって研究はお金にならないので必要ない?

最近は学術研究に取り組む理学療法士・作業療法士が増えておりますが,一方で研究なんかやっても給料が上がるわけでもないし,研究をしても職場の収益につながるわけでもないと考える理学療法士・作業療法士がまだまだ多いのも実際だと思います.

今回は理学療法士・作業療法士にとって研究はお金にならないので必要ないのかどうかについて考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワークライフバランスと臨床研究

ワークライフバランスが叫ばれるようになって臨床研究は行いにくくなっているといった話も耳にします.

確かに研究機関でもない限り,臨床で勤務する理学療法士・作業療法士の場合には,研究のために業務時間が割かれるケースというのはほとんどなく,時間外にデータ整理をしたりプレゼンテーションの練習をしたり,論文を執筆したりといった理学療法士・作業療法士が多いのも実際です.

また昨今はワークライフバランスの絡みもあって時間外に研究のために残って活動をすることも難しくなってきております

時間内に患者対応をして定時になったら帰るこういった理学療法士・作業療法士の働き方を理想とする職場がほとんどです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究がお金にならない?

確かに理学療法士・作業療法士が行う臨床研究レベルでは研究そのものがお金を生むケースというのはかなりゼロに近いでしょう.

毎日業務時間1時間削れば3単位分,おおよそ5000~10,000円の収益減となりますので,それであれば研究なんかせずにしっかりと患者対応をという考えの管理者の方がほとんどではないでしょうか?

ただそもそも研究はお金にならないから業務外になんて考えの管理者の理学療法士・作業療法士って視野が狭すぎると思います.

研究が間接的にお金に繋がるケースはゼロではありませんし,研究に一緒に価値を見出そうとする上司のもとで働いた方がいいです.

特に現在,管理者をしている理学療法士・作業療法士の多くは自身が研究経験がないことも少なくありませんので,研究を通じて何が得られるのかすらわかっていない方が多いわけです.

当然ながらお金になる研究というのは社会的に意義のある研究である必要がありますので,理学療法士・作業療法士が自己満足的に行った研究では価値を見出すのは難しいですわけですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

臨床研究を通じて得られるスキルは理学療法士・作業療法士の成長に欠かすことができない

臨床研究に取り組んだことのある理学療法士・作業療法であれば誰しもが臨床研究を通じて成長できたといった経験をされたことのある方は少なくないでしょう.

臨床研究を行うにあたっては先行研究のリサーチをはじめとした文献検索から始まり,データ解析,プレゼンテーションとさまざまなスキルを磨くことにもつながります.

確かにお金になる研究というのは理学療法士・作業療法士界隈では少ないかもしれませんが,職場内で研究活動を推進するというのは理学療法士・作業療法士の教育的な側面を考える上でも非常に意味があると思います.

また新生涯学習制度においては学会発表や論文投稿が認定理学療法士更新の要件となりそうですので,研究に取り組みたくないけど取り組まざるを得ないといった理学療法士も増えそうですね.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究=統計ではない

研究というとなんとなく統計学を勉強しないとなんていう意識が働いてしまいます.

確かに研究を行う上では統計学の理解は避けては通れませんが,統計学ばかりに意識が向いてしまうと研究の本質を見失ってしまいます.

学会発表するから統計を勉強するということではなく,特に臨床研究というのは臨床で得られたの経験を検証する良い機会となります.

自分の経験を検証して臨床を改善させ,次のクライアントに役立てる.

そのなかで新たな知見があれば公表して,より多くの理学療法士・作業療法士に伝えて,それを自分自身が担当する以外のクライアントにも役立ててもらう,これが臨床研究の本質だと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究したいけれど上司の理解が得られない

研究したいけれど上司に止められるなんて話も耳にしますが,そういった上司というのは一生そのままです.

もしあなたが理学療法士・作業療法士として働きながら研究に打ち込みたいのであれば,早めに理解のある管理者の理学療法士・作業療法士のいる職場へ転職することをお勧めします.

ただ求人情報から学術研究に理解のある職場かどうかを判断するのって不可能に近いですよね?

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事前に研究や学会発表に積極的に取り組んでいる医療機関への就職を希望すると伝えておけば,あなたの条件に合った求人を紹介して下さいます.

合わせて学会や論文作成における費用を補助してくれる職場を探しているなんていうのも条件として付けくわえておくと良いですね.

ここでは私が過去に利用したことのある求人サイトをいくつかご紹介させていただきます.

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