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リハビリテーション部門も業務を1つ増やしたら1つ減らしましょうよ
新型コロナウイルス感染拡大で理学療法士・作業療法士も通常業務以外に新たに追加された業務を多くこなされていることと思います.
新型コロナウイルス感染対策に限らず,業務改善のために新たな取り組みをするのは非常に良いことだと思いますが,リハビリテーション部門って新たな業務が追加されるにもかかわらず,業務が削減されない場合が多いので仕事量は増える一方です.
今回はリハビリテーション部門も業務を1つ増やしたら1つ減らしましょうといったお話です.
リハビリテーション部門の業務が増えるタイミング
リハビリテーション部門の業務が増えるタイミングとして多いのは年度始めでしょうか.
昨年度を振り返って,部門内の理学療法士・作業療法士の意見を集約して,新たにこういった業務を増やしましょうといったケースが多いと思います.
また医療保険は2年に1回診療報酬改定が行われますので,そのタイミングで新たな仕事が増えるということも多いですね.
今年度はリハビリテーション実施計画書の運用も変わりましたし,2年前には目標設定等支援・管理料に関わる書類作成と,リハビリテーションに関わる書類は増える一方です.
理学療法士・作業療法士のスタッフ数がそのままなのに書類が増えるとどうなるか分かりますか?
簡単ですよね?
時間外で働かなくてはならなくなるわけです.
リハビリテーション部門も業務を増やしたら何か他の業務を減らしましょう
スタッフ数が増えていないのに,新年度を迎えて業務を増やす場合には,優先順位を考えた上で,他の業務を削減することを必ず行いましょう.
リハビリテーション部門内で不必要な仕事をされていることはないと思いますが,要は優先順位です.
マンパワーを考慮した上でできることとできないことがあるわけです.
特に今は新型コロナウイルス感染対策でいつも以上に時間を取られるわけですので,その分これまで行ってきたルーチン業務を緩和する策が求められます.
何か新しい提案をする場合には,その代わりにこの仕事を減らしましょうといった提案をセットで行う意識が必要でしょうね.
今回はリハビリテーション部門も業務を1つ増やしたら1つ減らしましょうといったお話でした.
理学療法士・作業療法士がクライアントのために,リハビリテーション部門の発展のためにとさまざまなアイディアを出すのは悪いことではありませんが,理学療法士・作業療法士は全体の仕事量を見極めたうえで,仕事を1つ増やしたら1つ減らすといった意識が必要でしょうね.
何よりも間接業務や不要な業務ばかりが増えて,理学療法士・作業療法士のクライアントへの対応が疎かになってしまうと本末転倒ですからね.
また働き方改革時代においては時間外勤務というのは減らす必要がありますので,業務の優先順位をしっかりと考えることが重要でしょうね.
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