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単位数でしか評価してもらえないと18人18単位と6人18単位が同じ扱いに
理学療法士・作業療法士の皆様の職場ではいかがでしょうか?
やはりノルマとなっている単位数があってノルマを目標に単位数を稼ぐというのがルーチンになっている職場も多いのではないかと思います.
ただ単位数だけで評価されるのって納得いかないことってありますよね?
もちろん単位数だけでなく理学療法・作業療法の中身を評価してほしいといった意見もあると思いますが,それはおいておいてよくあるのが,単位数でしか評価してもらえないと18人18単位と9人18単位が同じ扱いになってしまうといった点です.
今回は単位数でしか評価してもらえない理学療法士・作業療法士の職場が危険だというお話です.
対応するクライアントの数を考慮してほしい
単位数だけで評価されることが何が危険かという話ですが,同じ18単位であっても対応するクライアントの数によって仕事量は全く変わります.
対応するクライアントが多ければ,その分カルテ記載の件数も増えますし,医師や看護師といった他スタッフのやりとりも増えます.
場合によってはカンファレンスも増えるでしょう.
もちろん事前の情報収集も増えますし,リハビリテーション実施計画書のような間接業務も増えてしまいます.
さらに1単位のみであっても20分ぴったりに理学療法・作業療法がで終わることはありませんので,対応するクライアントの数が多ければ多いほど+αで必要となる時間が長くなってしまうのです.
単位数は同じなのに…
場合によっては6人18単位の理学療法士Aさんと18人18単位の理学療法士Bさんを比較して,同じ単位数なのに理学療法士Bさんはいつも超過勤務が発生していて仕事が遅いなんて怒られる職場もあるようです.
管理者が何も分かっていない場合や,部門システムでただただ単位数だけを眺めているような場合にはこのような事態が起こってしまうわけです.
リハビリテーション実施計画書なんかはきちんと300点が算定できるわけですし,きちんと収益にもつながるわけですから,単位数だけではなくて作成したリハビリテーション実施計画書の枚数なんかも考慮してほしいですよね.
対応するクライアントの人数が考慮されている病院も
中には単位数だけではなくて,対応するクライアントの人数を考慮して目標単位数を決定されている病院も存在します.
私の印象ではこういった病院って少ないと思いますが,かなり本質を考えた対応をされている病院だと思います.
例えばクライアント間の移動を5分,カルテ記録を5分などとして時間を考慮した上で目標単位数を考慮すれば,単位数だけではなくて対応するクライアントの数が考慮されることになります.
現場をしっかり理解されている管理者の理学療法士・作業療法士であれば単位数だけでなく対応するクライアントの数を考慮するのが当然です.
今回は単位数でしか評価してもらえない理学療法士・作業療法士の職場が危険だというお話でした.
皆様の職場はいかがでしょうか?
事務部門に理学療法士・作業療法士の価値を単位数でしか表現できない管理者ってその時点でダメですよね.
もちろん単位数も重要ですがそれ以上にリハビリテーション部門として病院にどのように貢献できるかを考えることが重要でしょうね.
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