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日本理学療法士協会の不手際で2019年度認定理学療法士試験は再試験に
2020年5月10日に新型コロナウイルス感染拡大に伴い延期されていた2019年度の認定理学療法士試験がWeb試験という形式で執り行われました.
17時から開始予定でしたがいきなりのサーバーダウンに大パニック,結果試験開始が1時間30分延期といった最悪の試験でした.
また18時30分になっても試験を開始できない受験者も多く,その上1領域の受験者は18時30分の開始から40分で試験を打ち切られ,試験時間に受験者間で不公平が生まれ,十分に回答できないまま時間オーバーとなった受験者も多かったようです.
今回はこの最悪の2019年度の認定理学療法士試験に関して,日本理学療法士協会から再試験を執り行うといった発表がありましたので,この再試験について考えてみたいと思います.
日本理学療法士協会からの発表
2020年5月19日に受験者宛に以下のような再試験の連絡がありました.
サーバーダウンとトラブルで十分な試験時間を確保できなかった方等を対象に,7月下旬頃に再試験を行うことを決定いたしました.
そのうえで,今後のスケジュールにつきましては下記を予定しております.
5月末:再試験日程確定の連絡(全受験者に)
6月中旬:合格通知(ホームページ掲載)
6月中旬~下旬:再試験対象者に連絡
7月:再試験
9月:再試験を踏まえた総合判断
試験当日にまさかのマイページのサーバーがダウン
振り返ってみると5月10日に執り行われた認定理学療法士試験ですが,まさかというか予想通りというか,さすが日本理学療法士協会というか開始前30分でサーバーがダウンしたようでマイページへ全くつながらない状況となりました.
事前の閲覧履歴からたどり着いた方や,Twitter上で直接URLにアクセスして何とかたどり着いたという理学療法士も多かったのではないでしょうか?
その上,試験時間が1時間30分延期になるなど日本理学療法士協会の大失態振りがすごかったです…
この延期で集中力を欠いたり,ストレスを感じた方も多かったのではないかと思います.
ようやく18時30分に試験開始が始まったと思ったら,今度は受験者の大半が問題・回答のページが開けないという…
日本理学療法士協会は何としても試験を成立させたい
今回の対応をみるとどうも日本理学療法士協会は何としても試験を成立させたいようです.
まあ完全な日本理学療法士協会の落ち度ですので,受験者から不満が出ない形で(不満が出て退会する会員が増えると困る),試験を成立させたいのでしょう.
公平性を保つのであれば全員再テストが妥当ですよね.
不合格者だけとなると,ただのセカンドチャンスとなってしまいます.
ただこの方法がもっとも不満が出ないでしょうね.
どうせならばいっそうのこと全員合格にしてしまえばいいのにと思ってしまいます.
今回はこの最悪の2019年度の認定理学療法士試験に関して,日本理学療法士協会から再試験を執り行うといった発表がありましたので,この再試験について考えてみました.
気になるのは次回の試験できちんとサーバーの整備が行われるかどうかです.
今度こそはきちんと対応していただかないと本当に愛想をつかして退会してしまう理学療法士が増えるでしょうね.
また試験問題が同じ問題なのかどうかも気になりますね.
少なくとも試験問題を作り直すくらいの努力はしていただきたいですね.
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