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中枢神経疾患を担当する理学療法士・作業療法士が知っておきたい英単語
理学療法士・作業療法士が診療録からクライアントの情報を得たり,英論文を抄読する上では英単語の知識が必須となります.
基本的な英単語をおさえておけば,より詳細かつ多くの情報を得ることができますので,まずは基本的な英単語の知識を知っておくことが必要となります.
今回は中枢神経疾患を担当する理学療法士・作業療法士が知っておきたい英単語についてご紹介させていただきます.
大脳
cerebrum
大脳領域における脳梗塞はcereberum infactionとよびます
脳幹
brain stem
間脳
diencephalon
中脳
mesencephalon
橋
pons
延髄
medulla oblongata
小脳
cerebellum
大脳と綴りがよく似ているので間違いに注意が必要です
梗塞
infraction
脳梗塞はcereberum infarctionと表現されますね.
出血
hemorrhage
脳出血はbrain hemorrhageですね,ちなみにクモ膜出血はSAH(ザー)と呼ばれますが,SAHの「H」はhemorrhageの略称です
挫傷
contusion
腫瘍
abscess
脳腫瘍はbrain abscessと表現されますが,brain tumorと表現されることもあります.
浮腫
edema
中枢神経疾患に限らず四肢の浮腫もedemaと表現されます.脳浮腫はbrain edemaと表現されることが多いですね.
腺腫
adenoma
麻痺
palsy
他にもparesisといった表現もありますが,腓骨神経麻痺なんかもfibural nerve palsyと表現されます.
通常は運動麻痺を表現するのに用いられます.
感覚障害に関してはhypoesthesiaやdysesthesiaといった表現が用いられることが多いです.
脱出
herniation
これは日本語されているので覚えやすいですが,ヘルニアですね.脳ヘルニアの場合にもherniationが使われます.腰椎椎間板ヘルニアの場合にはlumbar disc herniationと表現されます.
血腫
hematoma
これは慢性硬膜下血腫とか急性硬膜下血腫のCSDH,ASDHの「H」の部分はhematomaの略称です.
ちなみにASDHはacute subdural hematoma,CSDHはchronic subdural hemmatomaの略語ですね.
Hema-というのはヘマトクリットなんかでも使用されます.
hemaという用語が出てきたら血液関連の単語だと覚えておくとよいです.
硬化症
sclerosis
多発性硬化症はMSと略されますが,multiple sclerosisの略称なんですね.
動脈瘤
aneurysm
有名なのは腹部大動脈瘤のAAA(トリプルA)ですね.
音楽グループのAAAではなくabdominal aortic aneurysmの略称です.
脳動脈瘤でもaneurysmといった表現が用いられます.
失調
ataxia
「アタ」という風に省略されることも多いです.
失語
aphasia
運動性失語はmotor aphasia,感覚性失語はsensory aphasiaですね.
失行
apraxia
失認
agnosia
半側空間失認はUSA(unilateral space agnosia)と省略されますが,USAの「A」はagnosiaの頭文字ですね.
半側空間無視とすればUSN(unilateral space neglect)と省略されることになります.
今回は中枢神経疾患を担当する理学療法士・作業療法士が知っておきたい英単語についてご紹介させていただきました.
全て基本的なところですので知らない単語があった理学療法士・作業療法士の方は必ずおさえておきたいですね.
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