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理学療法士・作業療法士ってなぜ経験年数でマウントとりたがるのか?
理学療法士・作業療法士の職場の中でもそうですが,理学療法士・作業療法士が参加する研修会でも経験年数に関する話題ってよく出ますよね.
「理学療法士・作業療法士になって何年目?」
「あいつはまだ2年目だからな,俺も2年目の時にはあんなことやってたわ!さすがに5年目になったからもうあんなことしないけど」
こんな会話ってよく聞きます.
理学療法士・作業療法士って経験年数でマウントとりたがる輩が多いんですよね.
こういった理学療法士・作業療法士に限って経験年数しか武器が無い(そもそも経験年数って武器にはなりませんが…)ですよね.
今回は理学療法士・作業療法士がなぜ経験年数でマウントをとりたがるのかについて考えてみたいと思います.
経験年数にどこまで意味があるのか?
理学療法士・作業療法士にとって経験年数というのはそんなに意味があるものでしょうか?
確かに理学療法士・作業療法士1年目と理学療法士・作業療法士2年目では仕事の能力に差があるかもしれません.
でも理学療法士・作業療法士5年目と理学療法士・作業療法士6年目ってそんなに差がありますか?
むしろ理学療法士・作業療法士5年目であっても理学療法士・作業療法士6年目より仕事ができる理学療法士・作業療法士がいるのも実際ですし,結局はどれだけ経験したかではなくてどれだけ考えて研鑽しているかが重要ですよね?
研修会等でマウントを取る目的ではなく,経験年数に合わせてディスカッションをしたいといった目的で相手の理学療法士・作業療法士の経験年数を聴くことがあるかもしれませんが,こういった場合は経験年数を確認することにも意味があるかもしれませんね.
考えてみてください.
プロ野球選手って入団1年目でも経験が20年目でも結果しか評価されませんよね.
プロ野球選手と比較すること自体がおこがましい気もしますが,経験年数って全く意味を持たないと思います.
積み上げてきたものが経験だけの理学療法士・作業療法士が悲しすぎる
「理学療法士・作業療法士になって何をしてきましたか?」
こういった質問に対して,「俺には理学療法士・作業療法士としての10年の経験がある」なんて回答しかできない理学療法士・作業療法士って悲しすぎますよね.
経験年数が経過年数になってしまっている理学療法士・作業療法士も少なくありません.
経験年数=理学療法士・作業療法士の能力ではありませんもんね.
リハビリテーションに関わる診療報酬上では,1年目の理学療法士・作業療法士であっても20年目の理学療法士・作業療法士であっても同一の報酬なのが問題だといった議論が良くなされますが,経験年数どうこうではなくて研鑽している理学療法士・作業療法士であってもただただ年数が経過している理学療法士・作業療法士であっても報酬が同一なことの方が問題ですよね.
研鑽をどう評価するかは難しいですが,登録・認定・専門理学療法士制度なんて言うのはまさに理学療法士の研鑽の成果の1つだと思います.
現実的には診療報酬には反映されそうにはありませんが…
理学療法士・作業療法士がなぜ経験年数でマウントをとりたがるのか?
これは私の個人的な印象でしかありませんが,経験年数でマウントをとりたがる理学療法士・作業療法士に限って経験年数(経過年数)しか誇れるものが無いわけです.
若手の理学療法士・作業療法士の皆様は反面教師的に経験年数でマウントをとりたがる理学療法士・作業療法士をかわいそうな目で見てあげてください.
そして自分自身が経験年数でしかマウントを取れないような理学療法士・作業療法士になってしまわないように若いうちからしっかりと研鑽してください.
今回は理学療法士・作業療法士がなぜ経験年数でマウントをとりたがるのかについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士経験年数ってそんなにあてになりません.
ただの経過年数でしかありません.
空っぽの20年より濃い5年の方がよっぽど価値があります.
理学療法士・作業療法士って,経験年数の多さ=仕事ができるなんて公式は成り立ちません.
産休・育休・子育てで勉強する時間も取れずに年数を重ねてる理学療法士・作業療法士も多いですしね.
年度も変わりましたし,皆様も経験年数が経過年数にならないように日々研鑚を重ねましょう(自戒をこめて).
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