目次
4月から入職したものの職場を辞めたいという理学療法士・作業療法士へ
GWに突入しました.
5月のGW明けといえば,理学療法士・作業療法士に限らず離職者が多くなる時期です.
理学療法士・作業療法士の国家試験に合格し,入職したものの自分のイメージしていた職場との乖離が大きく,早くも退職したいと考えられている方も多いのではないでしょうか?
4月から入職したものの今の職場を辞めたいという理学療法士・作業療法士がどう対応すべきかについて考えてみたいと思います.
なぜこんなにすぐに職場を辞めたいと思ったのか?
まず考えてみていただきたいのは,なぜ理学療法士・作業療法士として就職した今の職場を辞めたいと思ったのかです.
さまざまな理由が考えられると思いますが,例えば聞いていた以上に給料が安かったとか,施設内での地位が低かったとか,リハビリテーション部門内の研修がきつい(残業もなく長期間残される),職場の先輩理学療法士・作業療法士の当たりがきつい,など様々だと思います.
この中でも特に多いのは,職場の先輩理学療法士・作業療法士の当たりがきついといったような職場での人間関係に起因するところが多いのではないでしょうか?
さらにこの時期は新人教育に多く時間が割かれることが多いので,長時間なサービス残業もまたすぐにでも辞めたいと感じる一因かもしれません.
おそらく原因は1つではなくいろいろな原因が重なって辞めたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
社会人になったら3年間は同じ職場に務めるべき?
こういった話ってよく聞くと思います.
石の上にも3年といった考え方です.
石の上にも3年ということわざは,ご存じ「冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる」という意味です.
理学療法士・作業療法士として働くとしても,新人の頃は覚えることも多く仕事に追われ,楽しくないと感じることも多いでしょう.
しかし2年・3年と続けていくうちに仕事に慣れ,自分の業務以外にも理解できることが増え,自分の仕事の存在意義や仕事にやり甲斐を感じることも多くなってくると思います.
3年間勤めるということは,理学療法士・作業療法士として仕事全体のことを覚えるだけではなく,自分自身の仕事のスタイルや在り方を整えるのに必要な期間とも言えます.
そうはいっても3年も今の職場で働き続けるのは無理という方もいらっしゃると思います.
もし3年経っていな状況で,転職したいと考えている方は,転職理由がはっきりしているかどうかが重要です.
転職理由が明確で,時間経過とともに改善が得られることが困難な場合には,3年以内であっても転職した方が良いといえるでしょう.
客観的に見た時に今の仕事を続けていても自分にとってプラスにならないと考えるのであれば早めに辞めるのも1つです.
ここで大切なのは客観的に見た時にといった点です.
本当に自分にとって今の職場で経験することでプラスになる点が無いかを熟考する必要があります.
実際に理学療法士・作業療法士の離職率は非常に高いのが現状です.
1年間の平均離職率は,急性期や回復期といった医療分野では約10%,介護分野では約19%となっております.
さらに訪問リハビリ領域では約38%とかなり高い離職率を誇っています.
理学療法士・作業療法士は国家資格であり,一度退職しても再就職がしやすいという特徴があり,これが離職率が高い要因の1つです.
理学療法士の数は急増しており,医療機関では確かに求人数は減っておりますが,介護分野でのニーズや在宅での求人数は年々増加傾向にあります.
また採用予定であった新卒理学療法士・作業療法士が国家試験不合格となり,再度募集を行っているといった職場も少なくありません.
変わるなら今がチャンスです.
そもそも学生時代の就職活動というのはとくかく時間がありませんので,どんな職場かよくわからないまま時間に追われて就職先を決めてしまったという方も少なくないと思います.
まずは転職サイトに登録しよう
1年目から仕事がつらい,辞めたいというような状態が続くと,うつ状態になってしまって何も行動が起こせなくなってしまいます.
人間関係の悩み,先輩や上司からの圧力,家族の期待など,いろいろ考えて考るとまずます行動が起こせません.
そんな時にお勧めなのが転職サイトに登録しておくことです.
求人メールをぼんやり見ておくだけでも,いざという時に心の支えになります.
今の仕事を継続しながら自分の希望に合致する求人情報が出れば転職を考えるといった方法です.
要はいざというときの逃げ場を作っておくと,ストレスが限界にくる前に転職という選択をすることができます.
転職活動はスピードが命と言いますが,早めから転職サイトに登録しておくことで,自分の希望に合った求人や優良な求人を見つけやすくなります.
現状を変えたい,今の職場が嫌だという理学療法士・作業療法士の方は早めに登録をされることをお勧めします.
ここでは過去に私が利用した経験のある転職サイトをいくつかご紹介させていただきます.
マイナビ
マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.
転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.
マイナビに限ったことではありませんが,どのような勤務先希望しているのかといった要望をエントリーシートに入力することが可能ですので,ここだけは譲れないといったポイントを要望として書き込んでおくことが重要となります.
マイナビコメディカルには東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫の求人が多いので,東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫に在住の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方は,業界最大手のマイナビへの登録がお勧めです.
リハビリ職の転職・求人なら【リハのお仕事】
特にここは東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県の求人が豊富なので,関東圏で転職をお考えの方にはお勧めです.
医療・介護系に特化したレバレジーズのサービスだからこその『非公開求人』(=好条件求人)を多数保有されており,まだまだ高収入の理学療法士・作業療法士求人が多いです.
施設や病院内の人間関係や評判など,一人では知ることが難しい求人票に書かれていない情報も充実していますので,まずは気になる求人の情報を収集してみたいという方にもお勧めです.
4月に入職したばかりだが転職を考えているといった要望をエントリーシートに入力することが可能ですので要望を書き込んでおけば,あなたに合った求人情報を紹介してくださいます.
PTOTSTワーカー
PTOTSTワーカーは業界でもトップクラスの求人数を誇っているのが特徴です.
看護師・医師などの医療関連職の転職をサポートしている医療WORKERグループですので,病院・クリニック・診療所・介護施設・リハビリ施設などの求人の形態も豊富です.
また長年各医療関連施設との人材紹介で培った信頼性から求人数がありますので,他社にはない独占求人,新設などの関係で 一般には公開されない非公開求人も多いです.
またこういった転職サイトって地方求人に対応していなかったりしますがここは地方の求人も豊富ですので地方への転職を考えられている方にもお勧めです.
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の各職種専門のアドバイザーが専任で担当してくださいますので,要望のヒアリングから入職まで トータルで転職をサポートしてくださいます.
アドバイザーは病院・クリニック・リハビリ施設・介護保険関連事業所などとも密接な関係なので求人票に載っていない職場関係・一緒に働く人の人柄などの現場の情報を知ることが出来ます.
今回は4月から入職したものの今の職場を辞めたいという理学療法士・作業療法士がどう対応すべきかについて考えてみました.
入職1ヶ月で転職を考えなければならないのは非常に不運ですが,ただ自分に合わない職場で長く勤務することが自分にとって本当にプラスかどうかを考えてみてください.
コメント