理学療法士・作業療法士が研究資金を獲得するには?

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理学療法士・作業療法士が研究資金を獲得するには?

理学療法士が研究を行う上では費用が必要となる場合も少なくありません.

例えば機器や消耗品の購入であったり,会議費であったり,被験者への謝金であったり,さまざまな費用が必要となります.

今回は理学療法士が研究資金を獲得するためにはといった視点で考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

理学療法士・作業療法士が研究資金を獲得するには?

研究資金を得られればさまざまな研究機器を使用して研究を行うことができます.

しかしながら研究機関ではない施設に勤務している場合には,研究に使用できる資金はほとんどないと思います.

そこで,研究資金を用意するために研究助成金や補助金の公募に申請します.

しかし申請書を作成したことがない場合,何をどう書けばいいのか全くわからない方も多いと思います.

残念ながら確実に獲得できる申請書の書き方というものはありません.

しかし書いておくべきことを書いていなければ審査の土俵にも上がれないかもしれません.

そしてできればライバルより少しでも優れたものを書きたいものです.

 

 

 

 

申請先の選定

潤沢な研究資金の獲得を目標とするのであれば,やはり「科学研究費補助金および学術研究助成基金助成金」,いわゆる科研費の申請を行うこととなります.

科研費の申請には,ある程度の研究業績が必要です.

挑戦的萌芽研究は「独創的な発想に基づく挑戦的で商い目標設定を掲げた芽生え期の研究」として設定されていて業績は問われませんが,基盤研究(S・A・.B)や若手研究(A)と同時に応募できるため競争率が高いといわれています.

したがって,これから研究を始めたいという研究者は,まずは科研費以外の助成金に申請することを勧めます.

先にも述べましたが,たとえ小さな研究助成金であっても独得し研究業績を積み重ねることは,科研費等の大きな研究資金を獲得するために必要です.

研究を支援するために助成金を提供する多くの助成財団があります.

多くは事業家の個人資産を母体とした財団で,若手研究者の支援や特定分野の研究支援を行っています.

助成財団センターより研究者のための助成金応募ガイドが毎年出版されており,そこにはかなり多くの助成財団が掲載されており,自分の研究テーマにあった公募を行っている助成団体を探すことができます.

また,大学や研究機関のホームページにも民間財団助成金の公募が案内されているところもあります.

研究テーマに該当しそうな財団をみつけた場合.多くの財団はホームページに詳しい募集要領や過去の採択実績を載せていますので,公募内容を確認します.

科研費の若手研究も同様ですが,募集に年齢制限がある場合があります.

年齢制限がある場合は若手研究者を支援するために設けられていることが多いので,研究業績が少ない若手の研究者にとっては比較的申請しやすいでしょう.

 

 

 

 

理学療法・作業療法関連学会における助成金・補助金

理学療法関連学会にも助成金や補助金があります.

日本運動器科学会では,学術プロジェクトによる助成があり,1件当たり400万円以下で募集条件も年齢制限はなく学会員であれば申請が可能です.

日本理学療法士学会では,理学療法にかかわる研究助成があり,2016年度は1件100万円程度の研究テーマが指定された指定研究助成と一般研究助成があります.

日本作業療法士協会では課題研究助成制度があり1件100~200万円の指定課題と1件30万円の自由課題があります.

日本言語聴覚士協会では,学術研究助成制度があり,言語聴覚士国家資格取得後10年未満の者が応募できる1件30万円の「若手研究コース」があります.

研究機関に所属しないコメディカルスタッフが科研費に応募する場合,奨励研究に申請することができますが,やはり研究業績を記載する必要があるため,初めての研究の場合ハードルが高いかもしれません.

先に挙げた財団法人や関連学会の研究助成はコメディカルスタッフでも申請が可能ですので,これから研究を始める方は積極的に応募しましょう.

 

 

 

 

助成金・補助金って何に使うの?

①機器・設備費

筋力計測に使用する徒手筋力計や上肢機能評価に使用する評価キット等の実験機材の購入費になります.

予算内であれば重心動揺計や表面筋電計といった高額な機器の購入も可能です.

高額な機器の購入を計測している場合は,見積もりを前もって出しておくことで購入価格を知ることができます.

また高額機器は予算に占める割合が大きいため,計画時と購入時の金額が大きく異なると実際に購入できない場合や大幅に予算が余ることもありますので注意が必要です.

他には研究データの保存や解析に使用するためのパソコンの購入や実験記録に使用するデジタルカメラ等の購入も可能です.

特に個人情報を含んだデータ管理には注意が必要ですので,オフラインで使用するパソコンがあると便利です.

 

 

 

 

②謝金

多くのリハ研究で使用する謝金は,実験参加者に対する報酬や謝礼(研究協力費)になると思います.

また実験補助貝や調査員に対する給与としても使用できます.

実際にいくらの謝金を支払うかどうかは自由だと思いますが,一般的には研究参加者の研究協力費は研究地域のアルバイトの平均時給を参考に決められることが多いです.

 

 

 

 

③旅費

研究者自身や共同研究者が研究の打ち合わせや実験を実施する場所に移動するのに必要な交通費・宿泊費等になります.

また,研究成果の発表や情報収集のために学会に参加する際に必要な交通饗や宿泊も該当します.

正確な費用ではなく,大まかな費用で問題ありません.

 

 

 

 

④消耗費

使い捨ての電極やCD-Rといった記録メディア等の11怖入費になります,乳酸や血糖等簡易測定キットで測定する場合の試薬や針等も消耗費になります.

 

 

 

 

⑤その他,雑費

上記項目に該当しないものは,すべてその他になります.

研究の実施に必要なものであれば,その内容を詳しく問われることはないと思います.

 

今回は理学療法士が研究費を獲得するために必要な研究助成金や補助金の公募申請についてご紹介いたしました.

研究費といえば科研費ですが,科研費の申請には研究機関に所属し,ある程度の研究成果が必要です.

科研費に申請するためにも,研究成果を積み上げることが肝心です.

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