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理学療法士・作業療法士が公務員として働くには?
理学療法士・作業療法士の働き方も多種多様になりました.
理学療法士・作業療法士の就職先といえば,病院・クリニックが多かったわけですが,最近は介護保険分野や自費サービス事業の展開等,さまざまな場所で理学療法士・作業療法士が活躍しております.
そんな中で昔から理学療法士・作業療法士の就職先として非常に人気があるのが公務員PT・OTです.
理学療法士・作業療法士が公務員になるには,国公立の病院に「公務員」として勤める必要があります.
そこで今回の記事では,理学療法士・作業療法士が公務員になるにはといった視点でお話させていただきます.
理学療法士・作業療法士が公務員として働くメリット
公務員として就職・転職することの最大のメリットは何でしょうか?
昔から最大のメリットとして挙げられるのは安定性です.
個人経営の病院やクリニックと異なり,国公立の病院は運営母体が国や県・市などであるため,職場が経営難で潰れるといった可能性が低いわけです(あくまで低いだけであってゼロではありません).
休日がカレンダー通りのことが多いのも魅力の1つです.
最近は一般の病院では365日リハビリを行っているところもあるため,基本的に休日は不定期になってしまうことが多いです.
しかし公務員として働く場合,土日祝日やお盆の時期,年末年始が休みになる職場がまだまだ多いです(国公立病院でも365日体制でリハビリテーションを提供する医療機関が増えているのも事実ですが…).
カレンダー通りに休むことができることが多いので,休日も安定しているのです.
プライベートを重視したいセラピストや,子供の学校行事に参加したいパパセラピスト・ママセラピストにとっては土日祝日が休みというのはとれもありがたいわけです.
また公務員は収入・待遇の面でも安定しています.
なぜなら公務員として働くセラピストには,おおよそ3000~10000円の定期昇給があるからです.
初任給はとても高いとはいえませんが,一般の病院では昇給がない病院が多いことを考えると,定期昇給はとても魅力的です.
さらに国公立の病院では,ボーナス・退職金もきちんと整備されています.
残業代もきちんと出るところが多いですし,有給消化も取得できるところが多いです.
このように福利厚生がとても充実している点は理学療法士・作業療法士が公務員として働く魅力だと思います.
理学療法士・作業療法士が公務員として働く時の注意点
理学療法士・作業療法士が公務員に就職・転職する際には,一般の病院やクリニックとは違った部分に注意しておく必要があります.
まず地方公務員にしても国家公務員にしても応募期間が定められていることが多いです.
一般の病院の場合,入職の1~2ヶ月前に転職先が決まるというケースが多いです.
しかし国公立の病院を志望する場合は,応募期間が決まっていることに注意する必要があります.
そのため公務員として働こうと就職・転職活動をする場合には活動期間が限定されてしまいます.
県や市,職種によっても募集期間は異なりますので,志望先の都道府県や市町村のホームページをしっかりとチェックしておくことが重要です.
前年の実績を元にして情報が掲載されますので,こまめにチェックして募集開始期間を確認しておくことをお勧めします.
また年齢制限が定められているといった点も注意が必要です.
理学療法士・作業療法士が公務員として働く場合には,募集要項の中に年齢制限が定められている点に注意が必要です.
ここではいくつかの都道府県・市町村における過去の求人情報をご紹介いたします.
大阪府市 岸和田市
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/uploaded/attachment/26516.pdf
年齢要件のところを見ると昭和63 年4月2日以降に生まれた者と明記されております.
三重県
年齢要件のところを見ると1984年4月2日以降に生まれた者と明記されております.
岐阜県岐阜市
年齢要件のところを見ると昭和34年4月2日以降に生まれた者と明記されております.
このように国公立の病院の場合には,年齢要件が30歳程度までに定められているところが多いわけですが,病院によっては60歳までといった幅広い条件の施設もあります.
条件はそれぞれですがおおむね20代であるうちは応募することができることが多いです.
公務員に転職するなら若いうちに行動を起こすのがよいといえるでしょう.
公務員に就職・転職したい理学療法士・作業療法士は!
国公立病院というのは昔から人気があり,求人も公開されていることが少ないです.
好条件である国公立病院の求人は公開されている数が少なく,競争率も高いため,自分だけの力で見つけて内定までたどり着くのはなかなか難しいのが現実です.
楽にかつ確実に公務員へなりたい理学療法士・作業療法士の方はまず求人・転職サイトへ登録しておくことをお勧めします.
求人・転職サイトへ登録しておくと,履歴書の添削,面接対策や条件交渉など,転職成功まで徹底的にサポートしてもらえます.
また転職サイトを使うと非公開求人が得られる可能性もあります.
十数年前にほとんどの国立病院は独立行政法人化しましたが,国立病院は公務員ではないといっても待遇は公務員並みです.
また公立病院では,急な退職者が出たときにもしあなたが国立病院への転職を希望しているのであれば,「転職サイト」を利用すると良いと思います.
転職サイトはインターネット上では公開されていない国立病院に関する求人を多く抱えています.
公務員の求人は基本的に行政機関が管理しているため転職サイトを利用しない手はありません.
ただ公務員への転職は上述したように「応募期間」や「年齢制限」などに注意が必要です.
そもそも公務員の求人数自体が少ないので,公務員へ転職したいと考えてもなかなか求人が見つからないことが多いのです.
そうした中で求人を見つけて公務員へ転職するためには,県や市のHPを常日頃からチェックしておくとともに転職サイトへ登録しておいてタイムリーに情報を得ることが大切です.
転職サイトは利用も無料ですので,ぜひ有効に活用しましょう.
ここでは私が過去に利用したことがある転職サイトをご紹介させていただきます.
マイナビ
マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.
転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.
特にマイナビは過去にも国公立病院の求人を多く扱ってきておりますので,理学療法士・作業療法士が公務員に転職をしたい場合にはお勧めです.
またマイナビに限ったことではありませんが,どういった働き方をしたいかといった要望をエントリーシートに入力することが可能ですので,この範囲の勤務地で国公立病院の求人を探しているといった要望を書き込んでおくことが重要となります.
マイナビコメディカルには東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫の求人が多いので,東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫に在住の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方は,業界最大手のマイナビへの登録がお勧めです.
リハビリ職の転職・求人なら【リハのお仕事】
特にここは東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県の求人が豊富なので,関東圏で転職をお考えの方にはお勧めです.
医療・介護系に特化したレバレジーズのサービスだからこその『非公開求人』(=好条件求人)を多数保有されており,まだまだ高収入の理学療法士・作業療法士求人が多いです.
施設や病院内の人間関係や評判など,一人では知ることが難しい求人票に書かれていない情報も充実していますので,まずは気になる求人の情報を収集してみたいという方にもお勧めです.
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PTOTSTワーカー
PTOTSTワーカーは業界でもトップクラスの求人数を誇っているのが特徴です.
看護師・医師などの医療関連職の転職をサポートしている医療WORKERグループですので,病院・クリニック・診療所・介護施設・リハビリ施設などの求人の形態も豊富です.
また長年各医療関連施設との人材紹介で培った信頼性から求人数がありますので,他社にはない独占求人,新設などの関係で 一般には公開されない非公開求人も多いです.
またこういった転職サイトって地方求人に対応していなかったりしますがここは地方の求人も豊富ですので地方への転職を考えられている方にもお勧めです.
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今回の記事では,理学療法士・作業療法士が公務員になるにはといった視点でお話させていただきます.「公務員として働くセラピスト」についてご紹介いたしました.
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