変形性股関節症

本当の股関節の屈曲可動域の測定方法わかってますか?

股関節の屈曲可動域は何度でしょうと言われたら,理学療法士であればだれもが日本整形外科学会・日本リハビリテーション学会が定めた基準である屈曲125°と回答されると思います. われわれはこの屈曲125°に何の違和感も覚えないかもしれません...
人工股関節全置換術

立脚終期における股関節伸展角度を拡大させるためには?

前回は人工股関節全置換術例における跛行に対する理学療法アプローチに関して紹介させていただきました.前回はTrendelenburg徴候・Duchenne徴候といった前額面上の異常歩行に関して主にご紹介いたしましたが,今回は人工股関節全置換術...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例における跛行改善に向けたアプローチ~筋力トレーニングだけじゃ不十分~

前回は人工股関節全置換術例における疼痛の特徴についてご紹介いたしました.人工股関節全置換術後には股関節由来の鼠径部痛には改善が得られますが,術前からの代償的な姿勢・動作パターンが改善しないと,二次的な隣接関節(腰部・膝関節)の疼痛が残存しや...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例の疼痛の特徴~手術したのになぜ痛いの?~

以前に変形性股関節症例の疼痛の特徴について,ご紹介いたしましたが,今回は変形性股関節症による人工股関節全置換術後の疼痛の特徴について考えてみたいと思います. 人工股関節置換術「THA BHA」                  」 人...
理学療法評価

MMTに関する誤解~これを知らないと恥ずかしいかも~

今回は徒手筋力測定における結果の解釈に関するよくある誤解についてご紹介いたします. 臨床実習生はもちろんですが免許を取得している理学療法士の方もこういった誤った解釈をされていることが多いので,短編ですがぜひ読んでいただきたいです. ...
人工股関節全置換術

THA例に特徴的な姿勢~こんな姿勢を見逃すな~

前回の記事では変形性股関節症例と人工股関節全置換術例における理学療法の根本的な相違についてご紹介いたしました. 今回は人工股関節全置換術後に生じやすい姿勢とその影響について考えてみたいと思います.  人工股関...
人工股関節全置換術

変形性股関節症例に対する理学療法と人工股関節全置換術例に対する理学療法は全く違う

前回は人工股関節全置換術を施行するタイミングについてご紹介いたしました. 今回は変形性股関節症例に理学療法を実施する場合と,人工股関節全置換術例に理学療法を施行する場合に根本的な考え方の違いについて考えてみたいと思います. ...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術施行のタイミング~早く手術した方がいいの?遅く手術した方がいいの?~

前回は人工股関節全置換術の原因となる疾病と術後経過の相違についてご紹介いたしました.人工股関節全置換術の原因疾患の中で最も多い変形性股関節症の中でも,寛骨臼形成不全を基盤とする二次性股関節症は40歳代・50歳代と比較的若い中年の女性にも多い...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術の原因疾患~原因疾患によって術後機能回復が変わる~

人工股関節全置換術の原因となる疾患の代表は変形性股関節症ですが,人工股関節全置換術の原因となる疾患の中には変形性股関節症以外の疾患も含まれます.原因疾患毎に特徴がありますので,原因疾患の病態を理解してから術後の理学療法を行う必要があります....
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術例における股関節可動域~関節可動域をセットで考えよう~

前回は人工股関節全置換術の術式(3つのアプローチ)について紹介させていただきました.今回は理学療法士が介入を行う機会の多い関節可動域について考えてみたいと思います.  術前の関節可動域制限を...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術のアプローチ~術式ごとの特徴を知れば理学療法も変わる~

前回は人工股関節全置換術後の合併症の1つである脱臼に関して紹介させていただきました. 脱臼の記事の中でもアプローチに関する話題に触れましたが,今回は人工股関節全置換術におけるアプローチの相違について考えてみたいと思います. ...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術(THA)後の脱臼~本質が理解できてないから制限が厳しくなる~ 脱臼肢位・禁忌肢位について文献から考える

人工股関節全置換術(THA)後の脱臼~本質が理解できてないから制限が厳しくなる~脱臼肢位・禁忌肢位について文献から考える 前回までは変形性股関節症例の理学療法について紹介させていただきました. 今回からは人工股関節全置換術(Tota...
変形性股関節症

骨盤前後傾の評価~どうやって評価するの?~

以前の記事でもご紹介いたしましたが,変形性股関節症例の理学療法を考える上では矢状面上の臼蓋被覆を考えることが重要となります.今回は骨盤前後傾の評価の方法について考えてみたいと思います.  矢状面上における臼蓋被覆  以前...
変形性股関節症

変形性股関節症例における筋力トレーニング~MMT Poorレベルの症例は背臥位で股関節外転筋力トレーニングを行うといった誤った常識~

以前の記事では変形性股関節症例における筋力低下について,股関節外転筋,インナーマッスルである腸腰筋・小殿筋・深層外旋六筋の機能低下を中心に紹介させていただきました. 今回は筋力トレーニングの実際について股関節外転筋力トレーニングを中心...
変形性股関節症

関節可動域制限の原因を特定するための整形外科的テスト~筋を伸張するには肢位が大切~

前回は変形性股関節症例における関節可動域運動についてご紹介いたしました.今回は関節可動域制限の原因を特定するための整形外科的テストについてその意義を考えてみたいと思います.筋の伸張テストをはじめとする整形外科的テストを理解しておくと,可動域...
変形性股関節症

変形性股関節症例における関節可動域運動~ただ動かせばいいってもんじゃない~

変形性股関節症例の関節可動域の特徴については以前の記事でもご紹介いたしました.今回は変形性股関節症例を対象に関節可動域運動を実施する際に注意するポイントについて考えてみたいと思います. 変形性股関節症例における可動域運動 関節牽引 変形...
介護予防

フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニア~ちゃんと違いがわかりますか?~

理学療法士の間でも介護予防の必要性が叫ばれて久しいですが,ここ数年で介護予防に関連する様々なキーワードが出てきております. フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニアという用語はテレビ等でも耳にする機会が多い言葉ですが,けっこう...
変形性股関節症

変形性股関節症例における保存的治療~貧乏ゆすりで変形性股関節症が治る?~

前回までは変形性股関節症例における理学療法評価について紹介させていただきました. 今回からは実際の理学療法治療に関して考えてみたいと思います. まずは最近,変形性股関節症例における保存療法として注目されている「貧乏ゆすり」に関し...
変形性股関節症

変形性股関節症例における筋バランスの変化と関節負荷~筋肉間のバランスが重要~

変形性股関節症例における筋バランスの変化と関節負荷 以前の記事では変形性股関節症例における筋力低下について,主に中殿筋と股関節のインナーマッスルである腸腰筋・小殿筋・深層外旋六筋の筋力低下に関してご紹介させていただきました.今回はまた...
変形性股関節症

変形性股関節症例の矢状面における歩行の特徴~股関節伸展可動域拡大は股関節症を増悪させる?~

前回の記事では変形性股関節症例における歩行時の跛行の特徴について紹介させていただきました.前回はTrendelenburg跛行・Duchenne跛行といった前額面上の跛行を中心に紹介させていただきましたが,今回は矢状面上における変形性股関節...
変形性股関節症

変形性股関節症例の歩行の特徴~正常歩行に近づけることが全てではない~

前回までは変形性股関節所例における脚長差の特徴,脚長差の補正に関して紹介させていただきました.今回は変形性股関節症例に見られる歩行時の跛行について変形性股関節症の進行と合わせて考えてみたいと思います. 変形性股関節症の跛行には逃避性跛...
変形性股関節症

変形性股関節症例の脚長差は補高使用にて補正すべきか?

前回の記事では変形性股関節症例における脚長差の特徴についてご紹介いたしました. 構造的脚長差がある場合に,補高を用いて脚長差を補正するべきか,補正せずにおくべきかに関しては様々な議論があります. 今回は構造的脚長差に対する補高使...
変形性股関節症

変形性股関節症例の脚長差について~下肢長が同じなのに脚長差が出現するのはなぜ?~

変形性股関節症例の脚長差について~下肢長が同じなのに脚長差が出現するのはなぜ?~ 前回の記事では変形性股関節症例における筋力低下の特徴についてご紹介させていただきました. 今回は変形性股関節症例における脚長差の特徴について考えてみた...
変形性股関節症

変形性股関節症例における筋力低下の特徴~なぜ外転筋力が弱い?インナーマッスルがなぜ重要なのか?~

前回の記事では変形性股関節症例における関節可動域制限の特徴についてご紹介いたしました. 今回は関節可動域と同様に臨床実習でも評価やアセスメントを求められることが多い筋力低下について考えてみたいと思います. 変...
変形性股関節症

変形性股関節症例の関節可動域制限(ROM制限)の特徴~屈曲可動域から制限される~

前回は変形性股関節症例の疼痛の特徴について紹介させていただきました.今回は理学療法の対象となることの多い関節可動域について変形性股関節症例の特徴を考えてみたいと思います.なお関節可動域については臨床実習でも測定や測定後のアセスメントを求めら...
変形性股関節症

変形性股関節症例の疼痛の特徴~変形の程度と疼痛の強さは一致しない~

前回は変形性股関節症例に対する理学療法評価についてご紹介させていただきました.今回からは理学療法評価の対象となる疼痛・脚長差・可動域・筋力・姿勢・歩行について変形性股関節症例の特徴を考えてみたいと思います. 変形性股関節症例の疼痛はX線画...
変形性股関節症

変形性股関節症の理学療法評価~評価項目を挙げなさいと言われたら~

前回までは変形性股関節症の疫学,変形性股関節症の分類,変形性股関節症のX線の診方について紹介させていただきました.今回は臨床実習でも重要となる変形性股関節症の理学療法評価について考えてみたいと思います.特に臨床実習では指導者から「明日から変...
変形性股関節症

変形性股関節症例におけるX線の診方②

前回は変形性股関節症例におけるX線の診方について,股関節正面像から①脚長差・②骨盤前後傾の程度・③大腿骨の回旋・④股関節の求心性・⑤症例の活動性を把握できることをご紹介いたしました.今回は引き続き変形性股関節症例におけるX線の診方についてご...
変形性股関節症

変形性股関節症例におけるX線の診方①

以前の記事でもご紹介いたしましたが,変形性股関節症の理学療法を考える上では,変形性股関節症の病期を考えることが重要となります.初期の股関節症と末期の股関節症では,理学療法を行う上で考えるとことも大きく異なってきます.病期はX線から判断できま...
変形性股関節症

変形性股関節症と臼蓋被覆~これが理解できないと変形性股関節症の理学療法は始まらない~

前回は変形性股関節症例病期と病期進行を予防するために重要な要因についてご紹介させていただきました.前回の記事でも話に出ましたが,変形性股関節症例の理学療法を考える上では,臼蓋被覆の理解を抜きにしては話はできません.そこで今回は変形性股関節症...
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