理学療法評価

リハビリする時に体温って気にかけてますか?~何℃以上で中止しますか?~

高齢化に伴い内科的な合併症を有する症例が増えていることもあり,対象者の体温管理を適切に行うことは安全にリハビリテーションを行う上でも重要となります. 今回はリハビリを行う際のリスク管理の中でも忘れられがちな体温について考えてみたいと思...
理学療法評価

立ち上がり動作を使った筋力評価~筋力測定機器が無くてもOK~

前回は筋力測定機器が無い場合に使用できる動作を使った筋力測定方法についてご紹介いたしました.今回は動作を使った筋力評価の中でも最も使用頻度が高い立ち上がり動作を使った脚伸展筋力の評価方法についてご紹介したいと思います.環境によっては筋力測定...
理学療法評価

動作を使った筋力評価~筋力測定機器が無い場合にはどうしたらいいの?~

前回はHand Held Dynamometerを使用した筋力測定方法について紹介いたしました. Hand Held Dynamometerを用いた筋力測定は量的な筋力測定方法として非常に有用ではありますが,環境によっては筋力測定機器...
下肢骨折

大腿骨骨幹部骨折例に対する関節可動域運動~癒着を回避せよ~

前回は大腿骨骨幹部骨折例に対する理学療法評価についてご紹介いたしました. 大腿骨骨幹部骨折例においては膝関節屈曲可動域制限が問題となることが少なくありません. 今回は膝関節屈曲可動域に着目して,大腿骨骨幹部骨折例に対する関節可動...
理学療法評価

個別に筋力評価を行う方法~MMTの大腿筋膜張筋の筋力測定は誤っている~

MMTによる筋力測定では股関節外転筋群の中でも,中殿筋と大腿筋膜張筋といったように筋を分けて,評価を行う方法もいくつかありますが,股関節内転筋群のように個別の筋を分類した評価の方法が示されていない筋群も少なくありません. 同一作用を持...
下肢骨折

大腿骨骨幹部骨折例に対する理学療法評価~評価項目を挙げなさいと言われたら~

前回は大腿骨骨幹部骨折例に対する手術療法についてご紹介いたしました. 今回は大腿骨骨幹部骨折例における理学療法評価について,骨折や手術の特徴を鑑みながら考えてみたいと思います.  大腿骨骨幹部骨折例に対する理学療法評...
理学療法評価

徒手筋力計を使った筋力評価~使い方を間違うと…~

前回は筋力測定におけるMMTの問題点についてご紹介いたしました. 前回の記事でもご紹介いたしましたが,MMT4以上の場合には徒手で抵抗を加える必要がありますので,絶対的な基準が存在せず,信頼性の高い量的評価が困難であるといった問題があ...
理学療法評価

筋力評価におけるMMTの問題点~これ知らないとまずいです~

今回は理学療法士が実施することの多いMMTについて筋力評価における問題点を考えてみたいと思います. 臨床実習でもMMTを使って筋力評価を行う場面は少なくないと思いますが,筋力評価におけるMMTの限界を十分に理解した上で筋力評価を行うこ...
下肢骨折

理学療法(リハビリ)に活かす大腿骨骨幹部骨折例に対する手術療法の知識

前回は大腿骨骨幹部骨折の特徴について紹介いたしました. 今回は大腿骨骨幹部骨折例に対する手術療法についてご紹介させていただきます. 大腿骨骨幹部骨折例に対する手術療法についてはここ数年で使用されるインプラントにも変化がありますの...
下肢骨折

大腿骨骨幹部骨折の特徴~骨幹部が折れるとどうなる?~

今回からは数回に分けて,大腿骨幹部骨折例における理学療法についてご紹介いたします. 大腿骨骨幹部骨折は大腿骨近位部骨折ほど多くはありませんが,救急病院に勤務している理学療法士であれば頻繁に遭遇する骨折の一つです. また大腿骨骨折...
理学療法評価

認知機能検査を行う際のコツ~対象者の自尊心を傷つけずに正確に評価をする~

今回は理学療法評価の中でも実施頻度の高い認知機能検査について考えてみたいと思います. 平成28年の国民栄養基礎調査によると,それまで長年要介護原因の第1位であった脳卒中を抜き,認知症が要介護の原因となる疾病の第1位になりました. ...
理学療法評価

ICFモデルによる障害像の整理~”#”をシャープって読んだら恥しいですよ~

臨床実習ではICFモデルを使って対象者の障害像を整理することが多いと思います. レポートやプレゼンテーションの際にもICFモデルを使って情報をまとめる機会は少なくありません. 今回はICFモデルを使って障害像を統合する時のポイン...
下肢骨折

脛骨近位端骨折例に対する関節可動域運動~深屈曲可動域獲得を目指して~

前回は脛骨近位端骨折例における理学療法評価についてご紹介いたしました. 今回は脛骨近位端骨折例に対する関節可動域運動について考えてみたいと思います.  脛骨近位端骨折例における関節可動域の予後  一般的には脛骨近位...
下肢骨折

脛骨近位端骨折例の理学療法評価~評価項目を挙げなさいと言われたら~

前回は脛骨近位端骨折の分類と手術療法についてご紹介いたしました. 今回は脛骨近位端骨折例における理学療法評価について考えてみたいと思います.  1.視診・触診  まず理学療法評価の基本となるのが視診と触診で...
介護予防

骨盤底筋トレーニングの実際~効果的な運動の方法を知りたい~

前回は骨盤底筋群の機能低下についてご紹介させていただきました. 今回は骨盤底筋トレーニングの実際について考えてみたいと思います. 骨盤底筋トレーニングの方法 ここでは坐位で骨盤底筋トレーニン...
介護予防

骨盤底筋の機能~コアマッスルとしての骨盤底筋~

前回は4つの尿失禁のタイプと理学療法における失禁改善へのアプローチについてご紹介いたしました. ここからは尿失禁に対する第一選択となる骨盤底筋運動をご紹介いたしますが,その前にまずは骨盤底筋の機能について男女差も含めて考えてみたいと思...
介護予防

尿失禁の種類~同じ尿失禁でも種類によってこんなに違うんだ~

前回は尿失禁の疫学・特徴・タイプについてご紹介いたしました. 今回は前回ご紹介いたしました4つの尿失禁のタイプと理学療法における失禁改善へのアプローチについて考えてみたいと思います.  腹圧性尿失禁  咳,くしゃみ,荷...
介護予防

尿失禁の疫学~こんなに多いとは思わなかった~

今回は老年症候群の中でも非常に多い尿失禁について考えてみたいと思います. まずは尿失禁の疫学・特徴・タイプについて整理したいと思います.    尿失禁の疫学~こんなに多いとは思わなかった~  わが国に...
下肢骨折

脛骨近位端骨折の分類と手術療法

 脛骨近位端骨折の分類  一般的に,下腿近位端骨折の分類としてはAO分類やが用いられますが,脛骨近位端骨折の分類としては,Hohl (ホール)の分類やSchatzker分類が用いられます. 古典的な分類としてはHohlの分類...
下肢骨折

脛骨近位端骨折(脛骨高原骨折)の特徴

今回からは数回に分けて脛骨近位端骨折例における理学療法について考えてみたいと思います. 初回は脛骨近位端骨折例の特徴についてご紹介いたします. 脛骨近位端骨折の中でも脛骨高原骨折(脛骨プラトー骨折)は機能的予後が不良になりやすい...
運動療法・物理療法

筋力を向上させるためには筋力トレーニングか動作練習か?

皆様は高齢者の筋力向上を図る際に個別の筋群に筋力トレーニングを行って筋力の強化を図る方法と,立ち上がり・歩行・階段昇降といった動作練習を通じて筋力の強化を図る方法のどちらが有効だと思いますか? 今回は高齢者の筋力トレーニングについて,...
人工股関節全置換術

人工股関節全置換術後の脱臼肢位に留意した日常生活指導

以前の記事で人工股関節全置換術例における脱臼に関してご紹介いたしました. 脱臼に関連する要因としては,術中要因(アプローチ・骨頭径・オフセット長・前方開角・外方開角)が重要であるわけですが,易脱臼性を有する人工股関節全置換術例において...
略語集・英語表記

カルテを読む際に必要になる略語~知らないと情報収集できません~

前回は理学療法評価を行う上で必須となる略後についてご紹介いたしました. 必見略語集①でもカルテ用語についてはご紹介いたしましたが,十分にご紹介しきれなかった内容も含めて,今回はカルテを読むうえで必要となる用語についてもう少し整理したい...
略語集・英語表記

理学療法評価で必須となる略語~学生向けですが知らないと恥ずかしいところです~

前回は理学療法で必須となるカルテ等で用いられる略語についてご紹介いたしました. 紙幅の関係でまだまだご紹介しきれていない用語も多いので,前回に引き続きまして今回も略語についてご紹介いたしますが,今回は理学療法評価を行う上で必須となる略...
略語集・英語表記

理学療法でよく使う略語~今さら知らないなんて言えないよな~

今回はカルテ等でよく用いられる略語について紹介します. けっこう知らない人が多いのですが,基本中の基本ですので確実におさえておきたいですね.  アンプタ  これはamputationの略語で切断という意味で...
下肢骨折

膝蓋骨骨折例に対する筋力トレーニング~骨折部に負担をかけずに筋力を強化するには?~

前回は膝蓋骨骨折例に対する関節可動域運動についてご紹介いたしました.今回は関節可動域運動と合わせて,理学療法で実施することの多い筋力トレーニングについて考えてみたいと思います. 膝蓋骨骨折例における膝関節伸展筋力低下 膝蓋骨骨折例では膝...
理学療法評価

MMTによる膝関節伸展筋力測定におけるよくある誤り

今回は徒手筋力検査法(Manual Muscle Testing:MMT)の中でも最も使用頻度の高い膝関節伸展筋力測定における良くある誤りをご紹介いたします.膝関節伸展筋力は全身のさまざまな筋力との相関が高く,握力とともに筋力の代表値として...
理学療法評価

周径測定のコツ~なるほどこれで正確に測定できる~

前回は下肢長の測定方法におけるコツをご紹介いたしました. 正確に下肢長を測定するコツ~これを知らないから誤差が出るのか~ 膝関節外側裂隙の触り方は必見 大腿周径・下腿周径に関しても,下肢長と同様に日常臨床で測定する機会が多いと思...
理学療法評価

正確に下肢長を測定するコツ~これを知らないから誤差が出るのか~ 膝関節外側裂隙の触り方は必見

今回は理学療法評価の中でも使用頻度の高い形態測定(下肢長・周径)こコツについてご紹介いたします. 下肢長や周径の左右差は5mm単位で測定するのが一般的ですが,正確な測定が行えないと5~10mmは容易に結果が変化しますので,そもそも何の...
下肢骨折

膝蓋骨骨折例に対する関節可動域運動~癒着予防が重要~

前回は膝蓋骨骨折例に対する手術療法についてご紹介いたしました.今回は膝蓋骨骨折例における理学療法の中でも実施頻度の高い関節可動域運動のコツについてご紹介いたします. 関節可動域運動における疼痛コントロール 関節可動域運動を行う際には,術...
タイトルとURLをコピーしました