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2025年9月以降発刊の理学療法関連書籍5選
最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.
私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.
今回は2025年9月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.
症状からつなげる機能評価と運動療法
臨床上よく出合う症状ごとに機能評価の流れと運動療法の進め方がわかりやすく解説されております.
評価の流れが一目でわかるフローチャートや豊富な画像で初学者も迷わず手順を追える内容となっております.
臨床経験が長いセラピストが自身の判断を客観視するにも役立つ1冊となっております.
イチからわかる!転倒予防Q&A
転倒は高齢者の生活の質や自立性を大きく左右する重要課題です.
この書籍では転倒予防の全体像を示し,以下の5つのテーマに沿って転倒予防の大切さが開設されております.
山田実先生の渾身の1冊となっておりますのでこれは必見ですね.
こんなときどうする?! 高次脳機能障害患者さんへの対応ガイド
高次脳機能障害の臨床でどう対応するのがよいかって難しいですよね?
この書籍では神奈川リハビリテーション病院で培われた対応の工夫(ストラテジー)が具体的なケース・場面にそって解説されております.
さらに長期的な支援,家族指導,患者さんのリアルな“その後”も紹介されております.
おうちでできる 運動指導 解説web動画付
さまざまな肢位で行う51の運動を収載.負荷に応じて分類しているので,対象者に合わせて運動を選択できる内容となっております.
運動の解説は,左ページは対象者向け,右ページは指導者向けと分けて掲載されており,左ページはコピーして対象者に渡すことが可能となっております.
さらに各ページのQRコードから動画を視聴することができ,動きが分かりにくい運動もスムーズに理解できるのがうれしいですね.
対象者の日々の運動をサポートし,介護予防・健康寿命延伸につなげる実践ツールとなっております.
名郷先生、臨床に役立つ論文の読み方を教えてください!
医学論文の読み方がわからない……,先輩に言われていやいや読んでいる……,ただ読んでそれで終わり……,それではもったいなさすぎますなんてことありますよね?
「医学論文はおもしろい!」と言い切る名郷直樹先生が,実際に行った抄読会に沿って「論文の読み方・それを臨床現場でどう活かすか」が徹底解説されております.
論文の内容によって「どこに注目すればよいのか」「まず確認する点は」といった基礎的なところから理解できる内容となっております.
今回は2025年9月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.
今月も良書が多く発刊されております.
理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?