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2024年7月以降発刊の理学療法関連書籍5選
最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.
私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.
今回は2024年7月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.
誰でもできる筋肉評価
身体計測,CT,エコー,体組成計,DXA…それぞれを解説する書籍はあっても,筋肉評価に特化した書籍はこれまでありませんでした.
この書籍では,それらを用いた筋肉評価の具体的ノウハウについて,基礎から具体的な方法,基準値,様々な分野におけるエビデンスまでを網羅して解説されております.
CTとかエコーでの評価は理学療法士の間でも一般的になってきておりますが,正しい計測方法ってあまり書かれたものが無いのでこれはありがたいですね.
PT臨床ポケット手帳
みんなが待ち焦がれた『臨床手順』を記す究極のポケット本が完成しました.
日本の医療に理学療法が導入されて約60年が経つが,いまだ「様々な疾患に対する理学療法アプローチ」を順序立てて解説するものは皆無であります.
この書籍は現状を打破し「誰もが一定水準の理学療法を提供可能にする」を目指す内容となっております.
各疾患に対する評価とアプローチは,臨床場面で最適なもの選択できるよう順番づけで掲載されており,カルテの見方・書き方や他職種との情報交換などの通常業務についても,どの順序で行うかを一連の流れで解説がなされております.
モヤモヤした臨床が明確となり,自ずと良い結果も出せるパーフェクトな一冊となっております.
脊椎保存療法のリハビリテーション
河重先生が編集された脊椎保存療法に特化した一冊です.
腰椎椎間板ヘルニア,腰部脊柱管狭窄症,脊椎圧迫骨折(圧迫骨折),腰椎分離症(分離すべり症)と脊椎疾患に関する保存療法が集約されております.
疾患・症状別の評価,目標設定,実際のリハビリテーションがこの1冊でまとめて学べる内容となっており,豊富な画像・イラストと症例で,この書籍を使って学べばいつ・何を・どのくらいやるかがわかり,多様な患者に対する適切な介入ができるようになります.
整形外科クリニックには一冊おいておきたい内容です.
亀田式 回復期リハビリテーション
病院機能評価の高い亀田リハビリテーション病院の診療プロセス,臨床現場の事例に基づき,回復期リハビリテーション病棟における理学療法士を中心とした業務手順,およびADL向上を意識した疾患別のポイントが解説されております.
一流の医療機関の病棟運用って気になりますよね.
各項目ごとに全体像がわかるフローおよびチェックリストが示されており,ケーススタディでは疾患別・重症度別に時間経過の全体像を示しながらリハビリテーションの進め方が解説されております.
こんなときどうする!? 整形外科術後リハビリテーションのすすめかた 第2集
2021年に発行された「こんなときどうする!? 整形外科術後リハビリテーションのすすめかた」はバカ売れでしたね.
とにかく具体的で理学療法士が遭遇する困った場面に焦点を当てた記述が若い理学療法士にも分かりやすいと評判の一冊でした.
満を持して第2集が発行されます.
これは即買いです.
今回は2024年7月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.
今月も良書が多く発刊されております.
理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?