理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為が危険

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理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為が危険

秋に入って学術大会の開催が増えております.

SNSを見ていると学術大会で活躍する理学療法士・作業療法士の姿が輝かしくも見えますが,その中で問題になる行動も増えております.

今回は理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為が危険だといったお話です.

コンクリートの壁の近くに駐輪された自転車

 

 

 

 

 

 

学術大会はお祭り

学術大会ってお祭り感が強いですよね.

テンションが上がってしまう理学療法士・作業療法士も理解できなくはないのですが,理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為って危険だと思います.

学術大会を盛り上げるためのツールとしてSNSは欠かせないツールとなっているわけですが,使い方を間違えている理学療法士・作業療法士もチラホラ…

これは残念ですよね.

一生懸命学術大会開催のために準備をした準備委員の顔に泥を塗る行為にもなりかねません.

 

 

患者個人情報が特定されてしまう?

理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為の何が危険かということですが,これって下手すれば患者個人情報って特定されてしまいませんか?

症例報告だととくに…

もちろんモザイクをかけたりとか個人情報が特定できないような工夫はされていると思いますが,SNSへアップした場合にはSNSへアップした理学療法士・作業療法士の所属施設が特定されればそれだけでどこの県のどこの町の方が対象となったというところまで特定されてしまうわけです.

これを患者家族が見たらどう思うのでしょうか?

自分の家族のポスターの前でピースしている理学療法士・作業療法士の姿なんて見たくありませんよね?

 

 

 

 

 

 

倫理委員会での承認や説明と同意が必要?

仮に学会発表のポスターをSNSへ掲載するのであれば,倫理審査委員会への研究計画書提出の際や対象者への説明と同意の際に,「SNSへ掲載する」旨を記載して同意を得る必要があります.

モザイクがあっても対象者の姿やX線画像が掲載されているものを全世界へ公表してしまうことのリスクをもう少し考慮した方が良いと思います.

学会発表ポスターであるにしてもSNSでアップしている時点で不特定多数の目にすることになるといった意識が必要です.

 

 

 

 

 

 

学会単位でルール化が必要?

こんなのはそもそも考えらればSNSへアップすることが問題であることはわかりそうなものなのですが,お祭りムードだとそんな意識もなくなってしまうのだと思います.

大きな問題にならないように学会単位で学術大会で撮影した写真をSNSへアップロードすることを禁止するなどの策を講じた方が良いと思います.

SNSは学術大会を盛り上げるためのツールとしては必須になっているのでこのあたりの線引きは難しいですが,少なくとも講演内容や発表内容を含んだような写真のアップロードはまずいでしょうね.

理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為が危険だというお話でした.

理学療法士・作業療法士の皆様も写真を撮るならポスターではなく,学会の看板前で撮ってアップするのが良いでしょうね.

症例報告とかだと倫理的な問題も大きいと思いますので…

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