2023年6月以降発刊の理学療法関連書籍5選

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目次

2023年6月以降発刊の理学療法関連書籍5選

最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.

私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.

今回は2023年6月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.

さまざまなタイトルの本の山

 

 

 

 

 

変形性膝関節症診療ガイドライン2023

変形性膝関節症(膝OA)は痛みや腫れ,可動域制限などの症状によりQOLを損なう,ロコモティブシンドロームの代表的な疾患の一つであります.

このガイドラインは,2010年・2015年に公開された日本語版OARSIガイドラインから内容を刷新し,欧米の最新のガイドラインを踏まえ,Mindsの推奨する作成基準に沿って膝OAの疫学・病態・診断,生活指導や薬物療法から手術療法およびリハビリテーションまで多様な治療法を詳細に分析し推奨度が示されております.

整形外科クリニック勤務の理学療法士は必見の内容ですね.

 

 

 

 

 

 

運動療法×学問で考えた 心臓リハビリテーション

 

包括的心臓リハビリテーションをこれまでの概念ではなく、「運動療法×学問」という新しい切り口で捉えた一冊です.

第1章「文系から見た運動療法・心臓リハビリテーション」では歴史学,社会学,経済学,心理学,教育学,哲学の6つの項目を,第2章「理系から見た運動療法・心臓リハビリテーション」では,工学,生理学・病態生理学,物理学,予防医学,感染症学,脳科学,薬理学,東洋医学,解剖学,加齢学,栄養学,時間学,デジタルヘルス学,遠隔医療学の14の項目が収録されております.

これまでの心臓リハビリテーションの教科書的な解説とは異なる「運動療法×学問」の視点から,心臓リハビリテーションの奥の広さや新たな魅力を感じられ,現場で活かせる知識が詰まっています.

 

 

 

 

 

 

 

 

こだわり抜く筋持久力増強運動

 

PARTⅠでは,筋持久力増強運動の基礎や生理学的観点から骨格筋・神経系・循環系に与える影響などを,PARTⅡでは筋出力・筋活動・筋血流・パフォーマンスを指標とした評価法を,PARTⅢでは,単関節・多関節運動におけるトレーニング法などを,PARTⅣ・Ⅴでは部位ごとのアプローチ方法や青少年・虚弱高齢者・妊産婦のライフサイクルに合わせた運動プログラムなどをフルカラーで豊富な図表とともに解説されております.

一部項目では動画が閲覧でき,現場で実践するためのイメージに役立つ要素となっております.

 

 

 

 

 

 

 

スポーツ復帰を目指す膝前十字靭帯損傷のリハビリテーション

膝前十字靭帯断裂における再建術後のスポーツ復帰を目指すリハビリテーションについて,日本有数の経験と実績を有する船橋整形外科グループ理学診療部がもつスキルとノウハウを凝縮して1冊にまとめられた書です.

各ステージにおけるリハビリテーション・プログラムや競技別の練習プロトコルなど,現場で実際に同病院が行っているプログラムを解説する実践的な書となっております.

 

 

 

 

 

 

 

 

ポジティブ心理学とリハビリテーション栄養 強みを活かす!ポジティブリハ栄養

認知症になってもその人が主体性をもって幸せ(well-being)に生きていくことのできる医療・支援をめざした改訂となっています.

前向きに楽しく暮らすための脳活性化リハの詳しい解説に加えて,認知症をポジティブに捉えて、認知症になっても安心して過ごせる居場所があり,能力を発揮していろいろなことができるように支援するポジティブケアの観点を盛り込みました.

多職種協働で認知症に関わる時代となっているなか,医療職もリハ職も介護職も,認知症の病態から,症状,生活障害,本人のニーズ/サイン,評価,診断,治療薬,食生活,地域資源までを幅広く理解し,職域を超えて連携することが求められています.

認知症に関わるすべての医療・リハ・ケアスタッフの方々に読んでいただきたい一冊となっております.

 

 

 

今回は2023年6月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.

今月も良書が多く発刊されております.

理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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