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第58回理学療法士及び作業療法士国家試験の合格率は?
2023年3月23日に第58回理学療法士及び作業療法士国家試験の合格発表が行われました.
今年度の理学療法士・作業療法士の国家試験合格率はどうだったのでしょうか?
今回は第58回理学療法士・作業療法士国家試験の合格率について考えてみたいと思います.
第58回理学療法士及び作業療法士国家試験の気になる合格率は?
理学療法士国家試験は12,948人が受験し11,312人が合格となりました.
理学療法士国家試験の合格率は87.4%(現役94.9%)と昨年より7.8%アップとなりました.
作業療法士国家試験は5,719人が受験し4,793人が合格となりました.
作業療法士国家試験の合格率は83.8%(現役91.3%)と昨年と比較し3.3%アップとなりました.
理学療法士・作業療法士ともに85%前後の合格率であったということになります.
ただ理学療法士は新卒者に限ると合格率は95%,作業療法士は新卒者に限ると合格率は90%に近いというところもポイントでしょうね.
気になる受験者数は増えた?減った?
理学療法士・作業療法士の需要と供給のバランスを考えると気になるのは理学療法士・作業療法士国家試験の受験者数と合格者数です.
気になる理学療法士の新卒者受験者数は昨年より約800人増えて11,312名となっております.
なお作業療法士の新卒者受験者数は昨年より60人減って4,793人となっております.
今年度もまた10,000名近い理学療法士と5,000名近い作業療法士が新たに誕生したことになります.
もはや脅威でしかありません.
第58回の合格率は高かった?低かった?
第58回理学療法士・作業療法士の合格率は高かったのでしょうか?
それとも低かったのでしょうか?
こちらが第42回~第58回の理学療法士の国家試験合格率の推移ですが,87.4%の合格率というのはここ数年で見ると比較的高い合格率であり,ここ最近の難易度からすると易しい年であったと考えてよいでしょう.
これまで出題された問題と類似した問題の出題も多かったことが昨年度・一昨年度よりも合格率が高くなった一因と考えられます.
国家試験には合格したけれど就職が決まっていない?
「晴れて国家試験に合格したけれど,就職先がまだ決まっていない…」という方もいらっしゃると思います.
せっかく国家試験に合格したのですから焦って妥協して就職先を決めることだけは避けたいですよね.
特にこれだけ理学療法士・作業療法士の数が増えると再就職というのは容易ではありませんのでできるだけ失敗しないように就職先を決定すべきです.
また実は今回の国家試験で不合格だった受験者が2,000名程度存在しますので,採用を決めていたものの国家試験で不合格となったために新卒枠が空いたといった病院・施設も少なくありません.
そういった病院や施設ではこれから再度募集を行うことになります.
ただ自分一人で再募集先を探すのはあまり効率が良くありません.
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第59回理学療法士国家試験合格率の予想
今後受験を考えられている方が気になるのは第5回理学療法士国家試験の合格率がどうなるかといった点です.
第50回(2015年):82.7%
第51回(2016年):74.1%
第52回(2017年):90.3%
第53回(2018年):81.4%
第54回(2019年):85.8%
第55回(2020年):86.4%
第56回(2021年):79.0%
第57回(2022年):79.6%
第58回(2023年):87.4%
2015年から2019年までは難しい年⇒簡単な年といったように理学療法士国家試験の合格率が高い年と低い年を交互に繰り返していましたが,2021年・2022年は80%弱とやや合格率が低い傾向にありました.
それを受けてか今年度(第58回)は合格率が上がりましたね.
過去問に類似した設問も多かったようですし,明らかに合格率を上げにきたような内容だったと思います.
いずれにしても第59回(2023年)の理学療法士国家試験の難易度もあまり高くならないことを期待したいですね.
第59回理学療法士国家試験を受験される方は,もう理学療法士国家試験受験まで1年をきっていることになりますので,早めに準備を進め理学療法士国家試験の合格と勝ち取りましょう.
今回は第58回理学療法士・作業療法士国家試験の合格率について考えてみました.
無事に合格された方おめでとうございます.
不合格であった方は来年こそは合格と勝ち取れるように準備を進めましょう.