目次
2023年1月以降発刊の理学療法関連書籍5選
最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.
私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.
今回は2023年1月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.
ここがポイント! 整形外科疾患の理学療法 第3版
この書籍懐かしいという方も多いと思います.
整形外科疾患の理学療法の書籍と言えばこれを使って勉強したという方は多いと思います.
2006年の発刊より類書にはない臨床で役立つ「コツ」や「ヒント」が好評を博してきた書籍です.
今回16年ぶりの改訂となりました.
ロングセラーとなったこの書籍が最新の内容にアップデートされました.
より多くの「コツ」と「ヒント」を盛り込むことで,手技に対する深い理解を促す内容となっております.
また紙面はフルカラーとなり,格段に見やすく視覚的に理解しやすい内容となっております.
トップジャーナルへの掲載を叶える ケースレポート執筆法
理学療法士・作業療法士の場合には症例報告を論文投稿する機会も多いです.
ただ症例報告の執筆って案外難しかったりします.
またこれまでこれといった書籍が無かったのも実際です.
この書籍はアクセプトされる症例報告を書くポイントがちりばめられており,症例報告を形にする上で必読の一冊となっております.
リハビリテーション臨床倫理ポケットマニュアル
退院先の決定で本人の意思が尊重されない例,進行性の難病やがん,摂食嚥下障碍などで直面する終末期医療,認知症や高次脳機能障碍,自動車運転,訓練拒否や抑制の問題,理学療法士・作業療法士がクライアントに関わっていると多くの倫理的ジレンマを目の当たりにします.
しかしながらこういったジレンマを抱えながら,どうしてよいかわからないまま仕事をされている方も多いと思います.
この書籍では理学療法士・作業療法士が遭遇することの多い倫理的問題をどう考え,対処していくべきかが記述されております.
最新理学療法学講座 中枢神経系理学療法学
中枢神経系の理学療法を基礎から復習したい方にお勧めの内容となっております.
山田実先生が編集を務められており,執筆者も臨床で活躍されている方が多いです.
豊富な図表で機能解剖から中枢神経系理学療法の重要ポイントをつかみやすい内容となっており,臨床にいきる専門知識とともに理学療法の醍醐味も伝わえる一冊となっております.
リハビリテーションに役立つ栄養学の基礎 第3版
理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,看護師などを目指す学生向けたリハビリテーションに特化した栄養学のテキストです.
改訂第3版となる今回は内容が全面的に見直され,食事摂取基準など各種資料を更新や最新のエビデンスに基づいた記述の書き換えなどが行われております.
また「栄養領域でのリハ職の役割」「リハ職の専門性を活かした栄養に関連する評価」などを追加し,よりリハ臨床に役立つ内容となっております.
今回は2023年1月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.
今月も良書が多く発刊されております.
理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?