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2022年12月以降発刊の理学療法関連書籍5選
最近は発刊される理学療法関連の書籍も多いので,把握するのが大変です.
私も月1回は本屋で関連書籍をリサーチしております.
今回は2022年12月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきます.
運動療法に役立つ単純X線像の読み方 (改訂第2版)
単純X線像における骨の状態を読むだけでなく, 「画像に写っていない筋や靱帯などの組織がどのような構造になっていて, どう運動療法に役立てられるか」まで解説するロングセラー書籍の回転盤です.
改訂にあたっては, 紙面をオールカラー化して筋・靱帯・関節包などを組織別に色分けし, また骨と筋・靱帯・関節包の位置関係を示す正常解剖のイラストを追加して, 単純X線像上の画像解剖がよりわかりやすい紙面構成となっております.
さらに, 国家試験の過去問等の分析に基づいて代表的な疾患・障害や脊椎・脊柱の部位を新項目として追加し, 頸椎症性脊髄症やペルテス病, O脚といった変性疾患の症例画像も数多く追加されております.
第1版もいまだ売れ続けていたこの書籍なので第2版も購入は必須ですね.
運動療法のための 機能解剖学的触診技術 動画プラス 上肢 改訂第2版
この書籍は1版をバイブルとされていた理学療法士・作業療法士は多いのではないでしょうか?
この書籍って考えてみるとかなりのロングセラーですよね?
この定番のロングセラーが動画を加えてさらにパワーアップしたないようとなっております.
アプリ版『動画でマスター! 機能解剖学的触診技術』収載の動画105本/100分が追加され,紙面のQRコードから関連する動画をストリーミング配信で視聴可能となっております.
複数カメラで撮影したエキスパートの手技によって写真だけではイメージが難しい立体的な動きがよくわかり, ちょっとした移動時間にも観られるので知識・技術の学習に役立つ内容となっております.
触診技術を改めて学ぶならこの書籍しかありませんね.
クリニック院長を知ることは最高のスタッフ教育術! 院長先生のトリセツ
「院長先生」の分析を通して院長特有の価値観や悩みをスタッフが共有し,院長とスタッフが相互理解のもとでより良い職場づくりができるようになることを目標とした書籍です.
クリニック勤務の理学療法士・作業療法士にはぜひ読んでいただき対1冊です.
極めに・究める・歩行と姿勢
相澤純也先生が編集を務められた歩行と姿勢に関する書籍です.
この書籍では姿勢から歩行への一連の機序と適切な介助,ハンドリングの極意が丁寧に解説されております.
疾患特性に応じた姿勢や歩行の評価についても論じられておりますので改めて姿勢と歩行について学ぼうと考えている方にはお勧めです.
臨床に役立つ歩行運動学
歩行分析を苦手としている理学療法士・作業療法士は多いと思います.
そもそも異常歩行を抽出することができてもそれを臨床に活かすことができないといった理学療法士・作業療法士も多いと思います.
この書籍の素晴らしいのは正常歩行からの逸脱パターンが71種類も紹介されている点です.
そしてそれぞれのパターンの直接的要因と間接的原因について徹底解説されておりますので,これは歩行分析を苦手としている理学療法士・作業療法士にとっては重宝しそうです.
臨床現場で何回も見返したくなる歩行分析の決定版の書籍となりそうです.
今回は2022年12月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました.
今月も良書が多く発刊されております.
理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか?