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クライアントに嫌われる理学療法士・作業療法士の特徴
理学療法士・作業療法士はクライアントにマンツーマンで携わることが多いと思います.
対人サービスを行ううえではクライアントに嫌われてしまっては適切なリハビリテーションサービスを提供することも難しくなるでしょう.
ではどういった特徴のある理学療法士・作業療法士がクライアントに嫌われやすいのでしょうか?
今回はクライアントに嫌われる理学療法士・作業療法士の特徴について考えてみたいと思います.
自信がなさそう
新人理学療法士・作業療法士に多いですが自信がなさそうにキョロキョロ周囲を見ながらクライアントに運動療法を行っている方っていますよね.
自信が無いのが全面に出ていてクライアントもそれに気づいて不安に感じてしまいます.
嘘でも「任せてください」といった態度でクライアントが安心できるような対応をしたいですよね.
自信がない態度が全面に出ているとクライアントからも嫌われてしまうでしょう.
説明が下手
これもけっこう重要です.
何を目的に運動をするのか,クライアントにわかりやすく説明できるかどうかって重要だと思います.
いくら技術が優れていてもここが欠けているとクライアントから不信感を持たれてしまうことが多いでしょう.
専門用語を使用せずにクライアントが理解しやすいように説明することが重要です.
技術や知識が不足していても説明やお喋りでしのげている理学療法士・作業療法士が多いのも実際です.
これはこれで問題ですが…
患部を触らない
運動連鎖という概念が一般的となり,理学療法士・作業療法士の中でも患部からではなく姿勢や動作を分析し,運動連鎖を考慮した上で,遠隔からアプローチを行うことが奏功するケースは少なくありません.
例えば膝関節痛の原因が胸椎の可動性低下だったなんてこともあり得なくはないわけです.
ただ運動連鎖を重要視しすぎて患部を全く評価しないとこれは非常に危険です.
運動連鎖の観点から全体像を把握するといった視点は非常に重要ですが,局所(患部)をきちんと評価できなければ,そもそも疼痛の原因が遠隔部位からのものかどうかも明確にならないと思います.
講習会なんかで有名講師が膝関節痛の原因はforward head postureだなんて話を聞くと,それだけ信じて頸部ばっかり触ってるわけですが…
まずは疼痛の出現している膝関節をきちんと評価した上で,股関節⇒仙腸関節⇒腰椎⇒胸椎⇒頸椎と順を追って評価を行って上で,最終的にforward head postureが膝関節のマルアライメントや力学的ストレスの増加と関連していると考えられればもちろん頸椎へのアプローチは意味があるわけですが,何でもかんでも後頭下筋群のリリースというのはいただけません.
仮に後頭下筋群のリリースによって膝関節痛が解消されれば,クライアントの納得も得られるでしょうが,膝関節を全く見てもらえず首の後ろがかりを触られてされて,結果として膝関節痛が改善しなければ,この理学療法士は何なんだと思うのが普通でしょう.
もちろんきちんとした説明がなされればクライアントも納得できるかもしれませんが…
運動連鎖を考慮した遠隔アプローチというのは結果が出ればよいですが,結果が出なければクライアントにとっては納得が得られないアプローチに終わってしまうことが多いでしょう.
無口で不愛想
これも重要です.
いくら技術や知識に長けていても無口で不愛想だとクライアントも理学療法士・作業療法士が何を考えているのかわかりません.
やっぱり笑顔で接してもらえるとクライアントとしても安心感を得られるでしょう.
クライアントに関わる際にはいつでも笑顔で対応したいものです.
今回はクライアントに嫌われる理学療法士・作業療法士の特徴について考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士の皆様もクライアントから嫌われないように注意したいですね.