short footエクササイズは本当に内側縦アーチの改善に有効なのか?システマティックレビューによる検討

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ショートフットエクササイズは本当に内側縦アーチの改善に有効なのか?システマティックレビューによる検討

理学療法士・作業療法士が足部変形に対してトレーニング指導を行うことは多いと思います.

中でも多いのが内側縦アーチの破綻に対するトレーニング指導です.

内側縦アーチの改善にはShort foot exerciseと呼ばれる足部内在筋を強化するトレーニングが昔から行われてきましたが,これって内側縦アーチ改善効果があるのでしょうか?

今回はショートフットエクササイズは本当に内側縦アーチの改善に有効なのかどうかを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきます.

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今回ご紹介する論文

Review J Back Musculoskelet Rehabil. 2022 Jul 12. doi: 10.3233/BMR-210374. Online ahead of print.
The effects of short foot exercises to treat flat foot deformity: A systematic review
Shigeyuki Hara 1, Masashi Kitano 2 3, Shintarou Kudo 2 3 4
Affiliations expand
PMID: 35871320 DOI: 10.3233/BMR-210374

今回ご紹介する論文は2022年に掲載された論文です.

 

 

 

 

研究の背景

Background: Studies on the effects of performing short foot exercises (SFEs) on the medial longitudinal arch (MLA) have been inconclusive.

ショートフットエクササイズ(SFE)の内側縦アーチ(MLA)に対する効果に関する研究はこれまで一定した結論が得られておりません.

 

 

 

 

 

研究の目的

Objective: This study aimed to conduct a systematic review of the effects of SFEs.

この研究ではショートフットエクササイズの効果に関するシステマティックレビューを行うことを目的としております.

 

 

 

 

 

 

研究の方法

Methods: ‘SFE’ and ‘intrinsic foot muscle’ were keywords used to search for randomized controlled trials. One researcher screened relevant articles based on their titles and abstracts, and two independent researchers closely read the texts, accepting nine studies for inclusion. Outcomes, intervention duration, frequency, and the number of interventions were investigated.

「ショートフットエクササイズ」と「足部固有筋」をキーワードにランダム化比較試験を検索しました.

研究者1名がタイトルと抄録に基づいて関連論文をスクリーニングし,独立した研究者2名が本文を精読した結果,9件の研究を受け入れることとなりました.

アウトカム,介入期間,頻度,介入回数を調査しました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究の結果

Results: Of 299 potential studies identified, the titles and abstracts of 211 studies were reviewed, and 192 were excluded. The full texts of 21 studies were obtained and evaluated according to inclusion and exclusion criteria. Nine studies met the inclusion criteria. Six studies concerning the MLA were identified, with four reporting MLA improvement. There was no consensus concerning the number and frequency of SFEs performed, and the mechanism of MLA improvement was unclear. MLA improvement was observed in participants who undertook ⩾ 5 weeks of interventions.

299件の研究のうち,211件の研究のタイトルと抄録を検討し,192件を除外しております.

21件の研究の全文を入手し,包含基準および除外基準に従って評価しております.

9件の研究が包含基準を満たしておりました.

内側縦アーチに関する研究が6件確認され,そのうち4件が内側縦アーチの改善を報告しておりました.

ショートフットエクササイズの実施回数や頻度に関するコンセンサスはなく,内側縦アーチ改善のメカニズムも不明でありました.

内側縦アーチの改善は,5 週間の介入を行った参加者で観察されました.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究の結論

Conclusions: The results suggest that performing SFEs for ⩾ 5 weeks is effective in improving the MLA. Randomized controlled trials with details concerning the number and frequency of treatments are required.

ショートフットエクササイズを 5 週間実施することは,内側縦アーチの改善に有効であることが示唆されました.

今後,治療回数や頻度などの詳細を記載した無作為化比較試験が必要であります.

 

 

今回はショートフットエクササイズは本当に内側縦アーチの改善に有効なのかどうかを明らかにしたシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました.

内側縦アーチの改善にはある程度のトレーニングの継続が必要だということですね.

また内側縦アーチ改善におけるメカニズムを今後明確にしていく必要がありますね.

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