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訪問リハビリテーションってどうなの?
理学療法士・作業療法士の皆様は訪問リハビリテーションに携わった経験ってありますか?
病院でしか勤務したことが無い理学療法士・作業療法士にとって訪問リハビリテーションというのは未知の領域かもしれません.
今回は実際のところ訪問リハビリテーションってどうなのかについて考えてみたいと思います.
お給料は高め
訪問リハビリテーションってまだまだ理学療法士・作業療法士の平均年収を大きく上回るところが多いです.
職場によっては年収が550万円を超える職場もありますし,500万円を超える職場なんてザラです.
インセンティブ手当を導入しているところが多いので頑張れば頑張った分だけ稼げるというのも魅力的ですね.
訪問件数が一定数以上になると報酬が支払われるといったところが多いです.
コミュニケーション能力が要求される
これは訪問リハビリテーションに限ったことではありませんが訪問リハビリテーションの場合には利用者とはもちろんですが,利用者のご家族,介護支援専門員,訪問看護師等多くの人とかかわる必要があります.
病院や施設内で働く場合以上にコミュニケーション能力が要求される職場であることに間違いはありません.
移動が大変
訪問リハビリテーションの場合には自転車や自動車で移動する人が多いと思います.
特に自転車の場合ですと,暑い夏や寒い冬はけっこう大変です.
また訪問リハビリテーションで勤務する理学療法士・作業療法士にとって一番の敵となるのが雨です.
雨での自転車運転ってとても大変ですし自己のリスクもはらんでおります.
次の訪問時間まで余裕が無い場合など気持ちが焦ったりとけっこう疲れます.
生活支援がダイレクトにできる
訪問リハビリテーションの現場はクライアントの自宅です.
実生活場面でリハビリテーションを展開できるのは訪問リハビリテーションならではですね.
病院や施設とは違って柔軟な発想で介入ができるのも楽しいポイントですね.
病院や施設よりもプログラムの自由度も高いと言えるでしょう.
クライアントとの距離が近い
訪問リハビリテーションの場合には良くも悪くもクライアントと接する時間や距離が近いので上手な距離感で接する技術が求められます.
あまりクライアントとの距離が近すぎるとクライアントが依存的になってしまうこともありますので適度な距離感を保つことが重要です.
ご家族との距離感というのもポイントになりますね.
今回は実際のところ訪問リハビリテーションってどうなのかについて考えてみました.
現在のところ比較的優遇されている訪問リハビリテーションですが,看護師とリハビリテーション専門職の配置割合が今後変化する可能性や,対象者も要介護3以上に限定されるなんて話もあります.
このあたりは情勢を見守るほかありませんが,それでも訪問リハビリテーションに魅力があって訪問リハビリテーションに携わりたいといった強い気持ちを持った理学療法士・作業療法士も多いかもしれませんけどね.