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理学療法士・作業療法士も知っておきたい診療科の略称
理学療法士・作業療法士も病棟で医師や看護師が診療科の略称をクチにするのを聞くことがあると思います.
昨今は診療科もかなり分科しており数が増えておりますが,診療科の略称ってあまり知らない方も多いと思います.
今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい診療科の略称についてご紹介させていただきます.
「アウゲ」
ドイツ語のAugeが由来で眼科を指します.
ちなみにドイツ語ではAugeですが,英語ではophthalmologyと表現されます.
オプト○○といった用語は眼を表すことが多いです.
「ウロ」
ドイツ語のurologyからで泌尿器科を指します.
医療機関ではさまざまな診療科の略称が用いられますが,略して使用されることが多いのがこの泌尿器科の「ウロ」という表現ですね.
「オト」
これは英語のotologyからで耳鼻科を指します.
ちなみに「oto-」は「耳の」を意味する接頭語ですので知っておくとなんとなく耳鼻科系の用語だというのを理解することができます.
「オルト」
英語のorthopedicsからで整形外科を指します.
整形外科はOrthopedics surgeryなどとも表現されます.
「おると会」なんて整形外科グループがあることは有名だと思いますし,理学療法士・作業療法士のかかわりの深いところで言うと「オルトップAFO」なんかが有名ですね.
Orthop AFOは整形外科から生まれた短下肢装具なわけです.
「ギネ」
ドイツ語のGynäkologieに由来しますが,産婦人科を指します.
ちなみに英語ではgynecologyと表現されます.
「キント」
ドイツ語のKindからで小児科を指します.
これはドイツ語で子供をKindと表現することに由来します.
ちなみに英語ではpediatricsと表現され,PEDと略されることも多いです.
「デルマ」
英語のdermatologyからで皮膚科をさします。
これは理学療法士・作業療法士であればデルマトーム(皮膚分節)をイメージするとわかりやすいですね.
「ニューロ」
英語のneurologyからの由来で神経内科を指します.
ちなみにneurosurgeryとすると脳神経外科となります.
「プシコ」
「プシコ」はドイツ語で精神科を意味する「Psychiatrie」や「Psychologie」が由来とされております.
英語で「プシコ」に相当するのが「Psychiatry」です.
英語の場合にはドイツ語とは異なり,最初の「P」はサイレントPですので発音しないといった点もポイントです.
いまだに「プシコが来たよ」といった精神科のクライアントに対して差別的に使われることも多いですよね.
「ラジ」
英語のradiationに由来し,放射線科を指します.
ドラマ「ラジエーションハウス」で有名になりましたね.
「リハ」
英語のrehabilitation medicineからでリハビリテーション科を指します.
さすがに理学療法士・作業療法士でこれを知らない人はいないと思います.
今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい診療科の略称についてご紹介させていただきました.
最近は診療科そのものもかなり分科して増えてますね.
理学療法士・作業療法士も診療科の略称を知っておくと仕事がしやすいでしょうね.