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理学療法士・作業療法士は結婚できない人が多い?
理学療法士・作業療法士の平均年齢は30代前半です.
一般的には30歳前後が結婚適齢期とされておりますので,家族や友人から結婚を勧められる方も多いと思います.
看護師なんかは離婚率が高く,結婚できない人が多いなんて話もありますが,理学療法士・作業療法士の結婚ってどうなのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士は結婚できない人が多いのかどうかについて考えてみたいと思います.
男性・女性理学療法士・作業療法士に共通する結婚できない原因
まずは男性・女性理学療法士・作業療法士に共通する結婚できない原因について考えてみたいと思います.
出会いが少ない
理学療法士・作業療法士は病院や施設に勤務することがほとんどでしょう.
基本的には職場と自宅の往来を繰り返すということが多いでしょう.
また理学療法・作業療法の対象となる方は高齢者が多く,職場で同業者以外で20~30代の異性と出会う機会というのはかなり少ないと言えるでしょう.
学会や研修会が忙しい
理学療法士・作業療法士は休日でも学会や研修会に参加する機会が多いです.
学会や研修会は,土日に開催されることが多いので,希望した休日がほとんど学会や研修会でスケジュールが埋まっているなんてことも少なくないと思います.
病院や施設によっては,学会や研修会への参加が人事評価につながることもあります.
また給料が少ないにも関わらず,自費で学会や研修会に参加する必要がありますので,貧困生活を強いられている理学療法士・作業療法士も少なくありません.
残業が多い
理学療法士・作業療法士の場合には,クライアントへの対応業務以外にもさまざまな業務があります.
カンファレンス参加
リハビリテーション実施計画書の作成
情報収集
診療録への記録
研修会準備
1日当たり18~20単位のクライアント対応に加え,こういった間接業務をこなす必要があります.
単位取得のノルマが課されている職場では毎日残業という職場もあるでしょう.
そうなるとなかなか自分の時間を作ることができず,新しい出会いが無いという方も多いでしょう.
男性理学療法士・作業療法士が結婚できない原因
将来性に対する不安
男性理学療法士・作業療法士が結婚できない原因として将来性に対する不安が挙げられます.
理学療法士・作業療法士の場合には,需要推計で2026~2027年に供給が需要を上回ることが予測されております.
将来性というのは決して明るくなく,そのために結婚をためらうという男性理学療法士・作業療法士も少なくないと思われます.
給料・昇給が少ない
理学療法士・作業療法士の平均年収は410万円です.
一方,国税庁が行なった民間給与実態統計調査によれば一般的な会社員の平均年収は441万円となっておりますので,理学療法士・作業療法士と一般の会社員では約30万円年収に開きがあります.
昇給も年間数千円といった職場が多く,年数を重ねても給与のアップがあまり期待できません.
女性理学療法士・作業療法士が結婚できない原因
男性と同じくらい稼げる
女性理学療法士・作業療法士の場合には男性と同じぐらい稼げてしまうといった点が結婚できない原因になる場合があります.
理学療法士・作業療法士の場合には国家資格ですので,男性でも女性でも給料は同額です.
決して高い給与とは言えませんが,なんとか生活が成り立つだけの給与はいただけますので,金銭面を考えて結婚するといった方は少なく,結婚が先延ばしになるといったケースも多いようです.
残業勉強会
また女性理学療法士・作業療法士の場合には,自己研鑽に没頭したり職場環境で婚期を逃すパターンもあります.
理学療法士・作業療法士は結婚できない?
実際には理学療法士・作業療法士の結婚率は看護師に比較して高く,また子育てをしながら復職し働いている女性も多い傾向です.
業界別に見ても医療・福祉業界は出産への理解や支援が高いと思います.
一方で結婚後の生活においては低収入の面から共働きが前提となります.
男性理学療法士・作業療法士が一馬力で生活を支えるためには,収入の最大化(資格取得・副業・転職)を行う必要があります.
今回は理学療法士・作業療法士は結婚できない人が多いのかどうかについて考えてみました.
理学療法士・作業療法士が結婚できない原因についてさまざまな視点で考えてみましたが,一般的には理学療法士・作業療法士の結婚割合は高いです.
日勤が主体ですので看護師なんかと比較して離婚率も低い職種だと思います.
収入面が気になりますので,共働きが前提ではありますが,夫婦で協力すればある程度の経済水準の家庭を築くことができるでしょう.