新生涯学習システムでは論文執筆・学会発表・座長・演題査読の価値が見直される

認定・専門・登録理学療法士
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新生涯学習システムでは論文執筆・学会発表・座長・演題査読の価値が見直された

2022年4月19日に新生涯学習システムへの移行と合わせてマイページが更新されましたね.

とても使いやすいページで私自身も嬉しく思っております.

改めて新生涯学習システムがスタートしたわけですが,旧制度で認定・専門理学療法士資格を取得した理学療法士も一定の期間に資格を更新する必要があります.

更新にあたっては認定・専門理学療法士取得年度によって必要な点数を取得する必要があります.

この点数基準を見ていると旧制度と比較して論文執筆・学会発表・座長・演題査読の価値が見直される点数基準となっております.

今回は新生涯学習システムでは論文執筆・学会発表・座長・演題査読の価値が見直されたといったお話です.

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認定・専門理学療法士更新に必要な条件は?

認定・専門理学療法士の更新にあたっては以下の3つの要件を満たす必要があります.

要件①

  • 都道府県理学療法士学会学術雑誌への投稿
  • ブロック主催学会での一般発表の筆頭演者
  • 都道府県理学療法士学会での一般発表の筆頭演者

この3つのうちいずれかを満たすことが条件となります.

 

要件②

維持・研鑽のための活動における100点の取得

 

要件③

更新時研修

 

この3つの要件です.

なお初回更新にあたっては要件①は免除されますので,まずは要件②と③をクリアすればよいことになります.

要件③についてはe-learningで研修を受講すればよいのでハードルは高くありません.

ですのでまずは要件②をクリアするために少しずつ点数を獲得していけばよいということになります.

要件②については認定・専門理学療法士取得年度によって緩和措置がなされており,取得年度によって必要な取得点数が異なります.

なお更新年度も取得年度によって異なるといった点にも注意が必要です.

必要な点数および更新年度は以下の通りです.

2017年度取得・更新者

必要点数:20点

更新年度:2022年度または2023年度

 

2018年度取得・更新者

必要点数:40点

更新年度:2023年度または2024年度

 

2019年度取得・更新者

必要点数:60点

更新年度:2024年度または2025年度

 

2020年度取得・更新者

必要点数:80点

更新年度:2025年度または2026年度

 

2022年度取得・更新者

必要点数:100点

更新年度:2026年度または2027年度

 

こんな感じです.

取得または更新した年度によって必要な点数が異なるといった点に注意が必要です.

 

 

 

 

 

 

点数とポイントの相違に注意

まずは要件②をクリアすべく点数を取得しておけばよいわけですが,なんだ20~100点って簡単じゃないかと感じた理学療法士が多いのではないでしょうか?

ここで注意が必要なのは旧制度におけるポイントと点数に大きな乖離があるといった点です.

旧制度では3時間以上の研修を受ければ10ポイントといったことが多かったと思います.

半日研修に参加すれば10ポイント取得できましたし,理学療法士講習会なんかは1日研修で20ポイント取得という講習会もありました.

しかしながらこの認定・専門理学療法士資格の更新における「点数」というのはこれまでのポイントとは意味合いが異なります.

ここを理解しておかないと後々えらいことになると思います.

こちらが認定・専門理学療法士更新に関わる点数基準です.

多くの理学療法士がポイント取得の手段としていた2の講習会・研修会の受講ですが,最小単位学習時間を30分=0.5点として1時間で1点となっております.

つまりこれまでは半日の3時間の研修で10ポイント取得できておりましたが,新生涯学習システムでは10時間の講習会や研修会を受講しないと10点が取得できないということになります.

つまり100点を研修会だけで取得するためには100時間以上の研修を受講する必要があるということになります.

これはかなり大変です.

 

 

 

 

 

 

 

 

学術活動が評価される仕組みに

旧制度の場合には都道府県理学療法士学会で学会発表しても10ポイントの取得でした.

学会参加でも10ポイントって取得できましたので,あまりにも学会発表に対するポイントが低かった印象です.

学会発表って準備も含めるとかなりの時間を要するわけですが,このあたりが全く評価されていませんでした.

また演題査読や座長も2ポイントとか5ポイントの取得という雀の涙ほどのポイントで学術活動自体があまり評価される仕組みではありませんでした.

新生涯学習システムでは論文執筆は40~80点,学会発表は20点,座長は10点,演題査読は5点と学術活動が評価される仕組みとなりました.

実際には問題論文執筆に100時間以上を要することもあるでしょうから,そういった時間を考慮すると妥当と言えるでしょう.

 

 

 

 

 

学術活動で効率的に点数取得を

新生涯学習システムでは研修会や講習会の参加だけで点数を取得するのはかなりの労力を要することになります.

もちろん学会発表や論文執筆の場合にもかなりの労力を要するわけですが,学術活動と研修会参加を組み合わせながら点数を取得していくことが理想的だと考えられます.

特に複数領域で認定・専門理学療法士資格を更新する場合には研修会参加だけでは限界があると思います.

かなりの時間を研修会参加にあてることになってしまうと思います.

 

 

 

 

 

今回は新生涯学習システムでは論文執筆・学会発表・座長・演題査読の価値が見直されるといったお話でした.

論文執筆・学会発表・座長・演題査読って簡単にできることではありませんし,それなりの価値があると思います.

旧制度から新制度でこういった学術活動の価値が見直されたのは,学術活動に積極的に取り組んできた理学療法士にとっては大きなプラスでしょう.

一方でこれまで学術活動を敬遠してきた理学療法士にとっては研修会や講習会参加といった時間で点数を稼ぐといった手段しかなくなるといった点で負担の大きい制度になったと言えるでしょう.

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