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新人理学療法士・作業療法士をダメにする言葉
4月から新人理学療法士・作業療法士を迎え入れたという病院・施設も少なくないと思います.
新人理学療法士・作業療法士をしっかりと教育していくのも先輩理学療法士・作業療法士の重要な役割です.
しかしながら新人理学療法士・作業療法士を教育するうえで新人理学療法士・作業療法士をダメにしてしまう言葉があるって知っていましたか?
今回は新人理学療法士・作業療法士をダメにする言葉をご紹介させていただきます.
前にも言ったよね
理学療法士・作業療法士もこれってついつい言ってしまいがちですが,言われてしまうとどんどん質問しづらくなってわからないことを聞けない最悪な状況を作ってしまいます.
この言葉がきっかけでインシデントが起こったりということもあり得ます
この言葉を言ってしまう先輩理学療法士・作業療法士はこの言葉が新人理学療法士・作業療法士の長期的な成長の妨げとなることを十分に認識しておくべきです.
だからダメなんだよ
新人理学療法士・作業療法士が仕事ができないのは当たり前です.
仕事ができないのは今だけです.
いずれは先輩理学療法士・作業療法士も追い越されるかもしれません.
それなのにその理学療法士・作業療法士の人格すべてを否定するような発言をするのは問題です.
この言葉は絶対にNGです
やる気あるの?
本人も必死なのをわかっていながら「やる気あるの?」なんてひどい言葉を浴びせるのはやめましょう.
この言葉って相手のやる気を下げてしまう効果しかありません.
教育的な効果も何にもありません.
この言葉を発してしまう理学療法士・作業療法士こそ,「新人理学療法士・作業療法士を育てる気あるの?」と言いたくなります.
これだから若い子は…
何でもかんでもひとくくりにして物事を捉えようとする先輩理学療法士・作業療法士っていますよね?
経験年数が上の理学療法士・作業療法士に多い印象です.
「今年の新人は・・・」とかひとくくりにして考えてはだめです.
「自分たちが若い時は…」なんて昔話も聞きたくありません.
特に昨年度・今年度はコロナ禍で実習を経験できていない新人理学療法士・作業療法士が多いのでついつい「実習言ってないからやっぱり今年の新人は・・・」なんてことになりがちです.
こっちでやるからもういいよ
内容がNGというか,表現としては最悪ですね.
「こっちで対応します」
これでいいと思います.
わざわざ新人理学療法士・作業療法士のモチベーションを下げるような言い方を選択する必要はありません.
「一緒にやってみよう」とか「ちょっと自分がやってみるから見ておいて」とか同じことを伝える場合でも表現って色々ありますよね.
伝え方って大切だなと思います.
理学療法士・作業療法士向いてないんじゃない?
社会人1年生にとって「やる気を奪う先輩の言葉ランキング」第1位がこの言葉だそうです.
向いているかどうかなんてそんなにすぐにわかることではありません.
この言葉だけは絶対に発してはダメです.
今回は新人理学療法士・作業療法士をダメにする言葉をご紹介させていただきました.
先輩理学療法士・作業療法士が感情に任せて発した言葉が新人理学療法士・作業療法士の成長を妨げてしまうことがあります.
先輩理学療法士・作業療法士は指導の際には前向きな表現を選択できると良いですね.