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2021年度認定理学療法士・専門理学療法士の合格発表 合格率は高い?低い?
昨日,2021年度の認定理学療法士・専門理学療法士試験の合格発表がありました.
新生涯学習制度へ移行する前の最後のチャンスだっただけに多くの理学療法士が取得を目指し,申請をされておりますがその合格率はどうだったのでしょうか?
今回は2021年度の認定理学療法士・専門理学療法士試験の合格発表について考えてみたいと思います.
認定理学療法士の合格率は?
2021年度の認定理学療法士試験の受験者数は6,348名(延べ) であったようです.
なお合格者数は5,861名となっております.
つまり合格率は92.3%であったということになります.
一気に5,000名以上の認定理学療法士が誕生したわけです.
なお最も合格者数の多かった領域は運動器で1857名となっております.
認定理学療法士もかなり数が増えましたね.
現在の認定理学療法士の延べ人数が11,745名ですので,これで認定理学療法士は15,000名を超え,1.5倍になりました.
この合格率は例年の合格率に比較しても比較的高いものではないかと思います.
専門理学療法士の合格率は?
2021年度の専門理学療法士の申請者数は236名であったようです.
認定理学療法士の申請者数が6000名を超えておりますので,30分の1ということになります.
申請だけでもけっこうハードルが高いのが専門理学療法士資格ということになるでしょうか.
なお合格者数は133名となっております.
つまり合格率は56.4%であったということになります..
合格率もかなり低いですね.
専門理学療法士資格のハードルの高さが改めてうかがえます.
専門理学療法士を認定理学療法士の上位資格ではなく並列の資格として考えるのであれば認定理学療法士と専門理学療法士の合格率があまりにも違う気がします…
こちらは試験があるわけではないので,ポイント審査で不合格となる方もいらっしゃるのかもしれませんが,論文審査がかなり厳しいのでしょうね.
おそらく理学療法科学論文なんかだとNGとか一定の基準があるのでしょう.
今回は2021年度の認定理学療法士・専門理学療法士試験の合格発表について考えてみました.
見事合格された方はおめでとうございます.
認定理学療法士・専門理学療法士として新たな価値を創造できるように日々取り組んでいきましょう.