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理学療法士・作業療法士にお勧めのリハビリテーション栄養に関する書籍5選
リハビリテーション栄養が理学療法士・作業療法士の間でも普及してきておりますがまだまだ栄養の知識に関しては苦手意識を持たれている理学療法士・作業療法士も多いと思います.
昨今のリハビリテーション分野においては栄養に関する知識は必須です.
今回は理学療法士・作業療法士にお勧めのリハビリテーション栄養に関する書籍をご紹介させていただきます.
PT・OT・STのためのリハビリテーション栄養第3版
「リハビリテーション栄養」の決定版といっても良い書籍です.
近年リハビリテーション栄養に関連する学術研究というのはかなり増えており,新たなエビデンスも次々に出てきております.
この第3版は新しいエビデンスを踏まえ5年振りに改訂されております.
これからリハビリテーション栄養を学びたいといった理学療法士・作業療法士にはぴったりの内容となっております.
熊リハ発!エビデンスがわかる!つくれる!超実践リハ栄養ケースファイル
この書籍ではADL低下を伴うサルコペニア・低栄養患者に対して行われるリハビリテーション栄養(リハ栄養)について先進的に取り組んできた熊本リハビリテーション病院におけるケーススタディもとに,エビデンスを提示しつつ,そのつくり方(臨床研究のススメ)まで網羅されております.
現状,エビデンスが限られた状況のリハ栄養の取り組みについて,確かな根拠を示しつつ,その基本と実践的ポイントが学べる「リハ栄養のエビデンスがわかる,つくれる内容となっております.
ナイスバルク!急性期のリハビリテーションと栄養療法筋トレのエビデンスから考える
ICU在室中に生じる急性のびまん性筋力低下を指すICU-acquired weakness(ICU-AW)は近年注目されている概念であり,その対策のため早期リハビリテーションが行われております.
リハビリの核となる筋合成の生理についての深い理解(健常者,高齢者,病者の違い)は,ICU患者の早期リハビリテーションへの応用の一助となるのはもちろん,ハードワークに従事する医療者の肉体強化にもつながります.
急性期におけるリハ栄養を勉強するにはお勧めの一冊です.
リハベーシック生化学・栄養学
2020年度から理学療法士・作業療法士養成カリキュラムが変更となり,リハビリテーション栄養に関する教育が組み込まれることになりました.
養成校のテキストとしても使用しているところが多いのがこの書籍です.
学生にもわかりやすい内容ですので,一からリハビリテーション影響を学びたいといった理学療法士・作業療法士にとっても読みやすい内容となっております.
リハビリテーション栄養ポケットマニュアル
日本リハビリテーション栄養学会が監修した,話題の「リハビリテーション栄養」を学ぶうえでバイブルとなりうる必読の一冊です.
リハビリテーション栄養の基礎知識から臨床での適切な栄養介入まで,幅広い内容が網羅されております.
また病期別(急性期病棟,地域包括ケア病棟,回復期リハビリテーション病棟,施設・療養型病棟,在宅)のリハビリテーション栄養や,疾患・障害別(廃用症候群,脳卒中,頭部外傷,脊髄損傷など22項目)のリハビリテーション栄養についても詳しく解説されております.
ポケットサイズというのがとても魅力的ですね.
今回は理学療法士・作業療法士にお勧めのリハビリテーション栄養に関する書籍をご紹介させていただきます.
理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会にリハビリテーション栄養に関して書籍を使って学んでみてはいかがでしょうか?