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COVID-19に感染したら理学療法士・作業療法士国家試験受験不可,追試も無し
第57回理学療法士・作業療法士国家試験まであと1週間となりました.
昨年度もそうでしたが,今年度は昨年度以上にCOVID-19感染者が増加しており,受験生にとても感染は命とりです.
今回はCOVID-19に感染したら理学療法士・作業療法士国家試験を受験できず追試も執り行われないといった問題について考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士の皆様はご存じですか?
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い厚生労働省は以下の様に国家試験の受験生に提示しております.
新型コロナウイルス感染症罹患者は受験を認めない
新型コロナウイルス感染症の農耕接触者については①~④の対応をする
①初期スクリーニング陰性(自治体でPCR検査)
②受験当日無症状
③人が密集する場所を避けて受験会場へ移動
④終日別室で受験
試験当日サーモグラフィカメラで37.5℃以上の者は接触型体温計で検温し,37.5℃以上の場合には高原検査を実施し,高原検査陽性の場合には受験を認めない.
陰性の場合には別室で受験可能.
抗原検査陽性で受験不可
2022年2月初旬の段階で1日当たりの感染者数は90,000名を超えております.
1000人に1人が毎日感染する可能性があるわけです.
そんな中で感染してしまったら国家試験を受けられないために今受験生がどういった行動をとっているか知っていますか?
宅配サービスを利用したビジネスホテル生活
家庭内でもマスクの着用と家族との非接触
学生寮は外出禁止令
アルバイトに行けないため経済面でもダメージ
この状況ってどう思いますか?
過去の追試事例
平成26年の看護師国家試験では災害級の大雪の影響で受験できなかった受験生に対して追試が行われました.
つまり過去に災害では追試は行われているわけです.
でもCOVID-19って災害みたいなもんですよね.
災害には人的災害と自然災害がありますが,私自身はCOVID-19のような伝染病は自然災害に該当するのではないかという認識です.
これって大雪や地震と同じじゃないですか?
現状では感染を確実に回避しようとしてもできないレベルです.
これで追試無しというのは厳しすぎますよね…
今回はCOVID-19に感染したら理学療法士・作業療法士国家試験を受験できず追試も執り行われないといった問題について考えてみました.
昨年も感じましたがこの厚生労働省の対応ってどうなのでしょうか?
受験できず追試もできず1年を棒に振ってしまう学生の気持ちを考えると…
どうにかならないものですかね…