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忘年会での余興の強要は立派なパワハラ
今年度も盛大に忘年会を開催できる医療機関は少ないと思いますが,忘年会と言えば余興です.
理学療法士・作業療法士は平均年齢も若いので余興に駆り出されることも少なくないと思います.
喜んで余興に取り組む理学療法士・作業療法士もいるのかもしれませんが,強制的に余興に参加させられているといったケースが多いでしょう.
今回は忘年会での余興の強要は立派なパワハラだというお話です.
男性理学療法士・作業療法士はカモにされやすい
女性の理学療法士・作業療法士の場合には忘年会の余興を強制されることは少ないかもしれませんが,男性理学療法士・作業療法士が余興を強制されることが多いでしょう.
場合によっては着たくもない着ぐるみを着せられたり,裸を強要させられたり…
男女平等とはいいながらもこんなところでは男性なんだから脱いで当たり前みたいな文化があるのも実際です.
令和を迎えてもお酒の席ではなんでもありになっちゃうんですよね.
上司が強要すれば間違いなくパワハラ
忘年会の余興って業務時間に行われるものでもありませんので余興への参加を拒否することも可能です.
そもそも忘年会の参加だって拒否できるわけです.
時間外労働としての業務命令であれば話は別ですが…
拒否したにもかかわらず強要するような上司がいたらパワハラ上司確定ですね.
余興の練習に時間外手当がつくわけもありません.
職員間の交流を深めることが目的に謳われておりますが,こんな形で交流を深めることに意味があるでしょうか?
忘年会での余興は病院に限ったことではない
ちなみに,こういった忘年会の余興は病院だけの悪しき習慣ではありません.
大手製薬会社,一般企業でも同じようなパワハラ余興強制が行われております.
時代を考えるとそろそろこういったパワハラ余興の強制も是正するタイミングに来ているのではないかといった話もあります.
忘年会離れがますます進む
コロナ禍に入る前から,若い理学療法士・作業療法士も公的な飲み会へ参加する人が少なくなっておりました.
コロナ禍に入ってからというもの,公の飲み会というのは皆無の状況でしたが,コロナ禍の影響も相まってますます若い理学療法士・作業療法士の忘年会離れは進むでしょうね.
いずれにしても公の忘年会とか公の飲み会というのは医療機関で勤務する理学療法士・作業療法士はしばらく開催することそのものが難しいでしょうけどね.
今回は忘年会での余興の強要は立派なパワハラだというお話でした.
理学療法士・作業療法士の皆様もパワハラ余興を強制された時にはしっかりと拒否しましょう.