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IFが高いリハビリテーション関連の雑誌ってどんなものがあるの?
最近は大学教員のみならず臨床で勤務する理学療法士・作業療法士の中にもImpact Factorの高い雑誌へ論文が掲載される方が多くなっております.
ただ臨床で勤務しているとインパクトファクター(Impact Factor; IF)の高い雑誌に論文が掲載されることのすごさはなかなかわかりませんよね.
またインパクトファクター(Impact Factor; IF)が高いリハビリテーション関連の雑誌ってどのような雑誌があるのでしょうか?
今回はインパクトファクター(Impact Factor; IF)が高いリハビリテーション関連の雑誌ってどんなものがあるのかについて考えてみたいと思います.
インパクトファクター(Impact Factor; IF)とは?
インパクトファクター(Impact Factor; IF)というのは何でしょうか?
インパクトファクター(Impact Factor; IF)というのは時にジャーナルインパクトファクター (Journal Impact Factor; JIF)と呼ばれることもあります.
インパクトファクター(Impact Factor; IF)は自然科学や社会科学の学術雑誌が各分野内で持つ相対的な影響力の大きさを測る指標の1つです.
あくまで指標の1つだといった点に注意が必要です.
端的にはその雑誌に掲載された論文が一年あたりに引用される回数の平均値を表します.
一般的にインパクトファクター(Impact Factor; IF)が高いジャーナルは,インパクトファクター(Impact Factor; IF)が低いジャーナルよりも重要であり,それぞれの分野でより本質的な名声を持っていると見なされます.
ひいては大学教員や研究者の人事評価においても利用されることも多いのがこのインパクトファクター(Impact Factor; IF)です.
一方でこの指標を用いた評価には批判も多いのも実際です.
インパクトファクター(Impact Factor; IF)の問題
インパクトファクター(Impact Factor; IF)は引用される回数が多いと数値が上昇します.
しかしながら文献の種類によってはインパクトファクター(Impact Factor; IF)が上昇しやすい分野もあります.
例えばシステマティックレビュー論文等というのはその代表です.
また同じ分野のカテゴリーの文献間で比較する際には役に立ちますが,他分野との比較はしにくいといった特徴もあります.
あくまで1つの指標として参考程度に捉えておくのが賢明ということですね.
インパクトファクター(Impact Factor; IF)が高いリハビリテーション関連雑誌
ここではインパクトファクター(Impact Factor; IF)が高いリハビリテーション関連の雑誌をいくつか挙げてみました.
良く目にする雑誌が多いですね.
Archives of Physical Medicine and Rehabilitation→IF:3.1
Annals of Physical and Rehabilitation Medicine→IF:3.7
Clinical Rehabilitation→IF:2.6
International Journal of Therapies and Rehabilitation Research(IJTRR)→IF:0.3
Physical Therapy→IF:3.1
Physiotherapy→IF:2.5
European Journal of Physiotherapy→IF:0.4
Journal of Sport Rehabilitation→IF:1.7
Journal of Back and Musculoskeletal Rehabilitation→IF:0.8
こんな感じです.
リハビリテーション関連の雑誌でもインパクトファクター(Impact Factor; IF)が3.0を超える雑誌も多く存在します.
今回は特に理学療法関連の雑誌を取り上げさせていただきました.
あくまで参考程度にということですが上述したインパクトファクター(Impact Factor; IF)の高い雑誌の論文というのを中心に抄読すれば質の高い研究に出会える機会が増えるでしょうね.