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全国の医療機関の回復期リハビリテーション病棟の治療実績が公開される
先日,全国の医療機関の回復期リハビリテーション病棟における治療実績が公開されました.
読売新聞に掲載されただけあって,これはけっこうインパクトが大きいですね.
今回はこの全国の医療機関の回復期リハビリテーション病棟における治療実績について考えてみたいと思います.
公開された治療実績
出典:読売新聞2021.10.20より
こちらが公開された治療実績です.
治療実績としてどんなデータが公開されたのか?
今回治療実績として公開されたのは以下のような情報です.
①病床数
②脳卒中などの1人1日あたりの単位数
③骨折などの1人1日あたりの単位数
④在宅復帰率(2021.1月〜6月)
FIM効率とかFIM gainとかって一般の方には指標としてはわかりにくいので,この4つのわかりやすい指標が掲載されたということでしょう.
④を②とか③で除したものが病棟も含めた真のリハビリ機能の高さだったりしますけどね.
ここに入っていないのってどうなの?
この記事では主な医療機関の回復期リハビリテーションの治療実績と書かれておりますが,そもそも全国のすべての回復期リハビリテーション病棟の治療実績が公開されているわけではありません.
この「主な」という基準はどのように設定されたのかも不明です.
ただここに掲載された医療機関というのはこの新聞記事による良い影響力を受けられる可能性は高いでしょうね.
マスコミの出した情報ですから,どこまで信用できる情報か微妙ですが,一般の方へのインパクトは大きいでしょうね.
今回はこの全国の医療機関の回復期リハビリテーション病棟における治療実績について考えてみました.
こういったのってなんとなく自分の病院が入っていると嬉しいものですね.