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理学療法士が通院患者から接待を受けて懲戒処分に
理学療法士・作業療法士であればクライアントが退院する際に,御礼として菓子折りを手渡されるなんてケースは多いと思います.
これって気持ちとしてはとてもうれしいですよね.
もちろん各施設での決まりごとでもらってはいけないなんてルールがある職場もあるでしょう.
今回は理学療法士が通院患者から接待を受けて懲戒処分になったといったニュースについて考えてみたいと思います.
ニュースによると
通院患者から飲食の接待を受けていたとして,県立医科大学は附属病院の職員を今日付けで戒告の懲戒処分としました.
戒告処分を受けたのは,県立医科大学附属病院のリハビリテーション部に勤務する男性副主査の理学療法士33歳です.
県立医大の説明によりますと,この副主査はおととし12月から今年2月までの間に,面識のあった担当外の通院患者の男性から6回程度,和歌山市内の居酒屋などで,1回につき4000円から1万円程度の飲食を奢ってもらっていたということです.
別の職員と通院患者との間で,これらの供応接待の話が出たことから県立医大が内部調査していたもので,役職員倫理規定に違反したとして,医大は今日付けでこの副主査を戒告処分としました.
またこの通院患者から同じような供応接待を数回程度受けていた別の職員7人を訓告処分などとしました.
理学療法士をなぜ接待するのか?
このニュースには驚きました.
こんなことあるんですね…
理学療法士に接待しても何もないが何の見返りないと思いますが,接待というよりは一緒に飲みたかったとかそんなところなのでしょうか?
ただコロナ禍におけるご時世だけに,今回の処分はそういった側面も関連している気がしてなりません.
理学療法士を接待したら,少し通院リハビリの時間が長くなったりするのでしょうか?
おそらくあからさまにはそんなことできませんよね?
理学療法士を接待して何が得になるのかが不思議です.
感謝を伝えたかったということでしょうか?
公立病院だからこその懲戒処分
今回の懲戒処分はけっこう厳しい処分だと思います.
田舎の医療機関や施設であればこういったケースってよくありそうなことにも思えます.
もちろん担当理学療法士が接待を受けたクライアントだけを過剰に贔屓したりすると問題だと思いますが,実際はどうなのでしょうか?
理学療法士が1人暮らしクライアントが作って余った野菜をもらったりするケースって多いと思いますが,かといって特別に訓練の時間を長くするとかもあまりないですよね?
こんな内容で戒告処分は世知辛すぎない?
これがアウトなら山ほどでてくるはずですけどね.
ただ公立の医療機関ですので表立ってなんの処分も無しにはできなかったんですかね?
懲戒で一番軽い戒告にしたのではないかとも推測できます.
また他にも懲戒処分になった原因があるのではないかと思ってしまいます.
正直なところ飲食接待を受けただけで今回の処分というのは厳しすぎないかと思ってしまいます.
他に目に余る言動や行動が先立ってあったからこその処分なのでしょうか?
いずれにしても医療職の方も公務員としての自覚が必要ですね.
今回は理学療法士が通院患者から接待を受けて懲戒処分になったといったニュースについて考えてみました.
時代が時代ですから,公務員に限らず理学療法士・作業療法士の皆様もクライアントとの関わり方について改めて見直した方がよさそうですね.