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理学療法士・作業療法士も電子カルテの不正閲覧に注意
最近は理学療法士・作業療法士の働く勤務先の多くが電子カルテシステムを導入されていると思います.
どこからでも簡単に情報をとれますし,本当に便利になりました.
ただけっこう電子カルテならではのトラブルが多いのも実際です.
今回は理学療法士・作業療法士も電子カルテの不正閲覧に注意しましょうといったお話です.
電子カルテの中は個人情報がてんこ盛り
電子カルテって個人情報がてんこ盛りですよね.
病院や施設の職員であれば,IDとパスワードさえあれば誰でもどのクライアントにもアクセスできることが多いと思います.
電子カルテの個人情報の中には入院のきっかけとなった病状に関する情報はもちろんですが,その他にもプライベートの情報も多く含まれております.
芸能人や知り合いが入院している
医療機関や施設でありがちなのが,芸能人や知り合いが入院していると何となく気になってしまうパターンです.
ついついどんな状況か知り合いや芸能人の情報を閲覧してしまいたくなるかもしれません
しかしながら業務上必要がないにもかかわらず勝手に閲覧するのは不正です.
例えばリハビリテーション部門内の同僚を心配して状況を確認したくなる気持ちもわからなくはありませんが,業務上必要のない同僚の情報を勝手に閲覧するというのは不正閲覧にあたります.
これは意外と知らずに閲覧している理学療法士・作業療法士も多いので注意が必要です.
もちろん芸能人や知り合いにリハビリテーションのオーダーが出て業務上必要性があって閲覧する必要がある場合もあります.
閲覧だけなら問題ない?
閲覧するだけで情報を漏洩するわけじゃないのになんて思うかもしれません.
しかしながら閲覧するだけでアウト知り得た情報を第三者に漏洩しなくても自分に関係ないカルテを閲覧するのは禁止行為となります.
場合によっては不正閲覧によって処分されることもあります.
ログを見ればすぐにばれる
ちょっとくらいであればカルテの情報を見てもばれないのではないかなどと考えられる理学療法士・作業療法士もいらっしゃるかもしれません.
しかしながらログを確認すれが何時何分に誰が誰のカルテを見ていたかはすぐにばれてしまいます.
一瞬でもばれないなて思ったら大間違いです.
今回は理学療法士・作業療法士も電子カルテの不正閲覧に注意しましょうといったお話でした.
業務に不要なカルテは閲覧しない,業務上知り得た情報は漏洩しない,この点に注意しましょう.
もちろん業務上やむを得ず閲覧する必要がある場合もあるかもしれませんが,その場合にも部門内の管理者に何かしら相談してから閲覧した方が間違いが少ないかもしれませんね