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理学療法士・作業療法士は学会では1つずつ質問しましょう
理学療法士・作業療法士の皆様は学会でこんな光景を目にしたことがありませんか?
発表が終わって質疑の時間になりました.
「○○病院の○○です,2点質問させていただいてよろしいでしょうか?」
「1点目のご質問ですが…,2点目のご質問はなんでしたっけ?」
こんなやり取りです.
非常に多いですよね.
今回は理学療法士・作業療法士は学会では1つずつ質問しましょうといったお話です.
2つの質問に回答するのは難易度が高い?
学会発表って緊張しますよね.
発表そのものは繰り返して練習して臨めばそれなりに乗り越えることができますが,学会でいちばん苦労するのが質疑応答です.
緊張感の中,アドリブでどこまで回答できるか…
これはかなりの経験を要します.
質問が1つでも大変なのに,2つも同時に質問だなんて拷問に近いです.
またこの例のように1つ目の質問の後に2つ目の質問内容を聞き返す発表者が多いので結果的に時間の無駄です.
これなら1つずつ質問をした方が効率が良いですよね.
同時に2つの質問をするなんて空気が読めない
そもそも学会における質疑応答の時間というのはみんなの時間です.
質疑応答の時間は3分といったような場合が多いわけですが,たったの3分の質疑の時間の中で1人が2つも質問しちゃうのってどうでしょうか…
少し自分勝手ですよね.
まずは1つ質問して,他にも質問がなさそうであればもう1つ改めて質問するのが良いでしょうね.
参加者みんなの時間だという意識が必要でしょう.
後で個別に質問
また確認したいことが複数ある場合には,発表終了後に個別に質問するというのも手ですね.
個別に質問すればざっくばらんにディスカッションできますし,名刺交換まで行えればそこから新しいつながりができることもあります.
実はこういった新たなつながりを創出することが学会参加の1つの目的だったりしますので,質問が複数あるのであれば発表後に個別に質問という方法が理想でしょうね.
メモが必須
そうはいっても2つ同時に質問してくる方というのは必ずいらっしゃいます.
座長が1つずつ質問しなさいなんて指摘をしてくださればいいのですが,そうならないことの方が多いです.
発表者の立場としてはできるだけ学会の進行を円滑にするためにもメモをとりましょう.
後で聞き返してしまうと時間をロスしてしまうことになりますので,メモをとれば時間を無駄にすることがありません.
発表者も時間を無駄にしない姿勢が重要ですね.
時間の無駄といえば学会での質問テンプレも無駄ですよね.
「○○病院の××と申します,興味深いご発表ありがとうございます,2点質問があるのですが…」なんてテンプレがありますが,所属と氏名を述べたらすぐに質問でいいですよね.
あとは時間がもったいないだけです.
今回は理学療法士・作業療法士は学会では1つずつ質問しましょうといったお話でした.
皆様も学会では1つずつ質問しましょうね.
発表者は大変なんですから(笑)
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